「甘棠の愛」の意味(出典・故事)
【ことわざ】
甘棠の愛
【読み方】
かんとうのあい
【意味】
立派な為政者への国民の親愛の情をいう。
「甘棠」は、カタナシ。コリンゴ。ひめかいどう。
「甘棠の愛」という言葉は、人々がすぐれた指導者や為政者を深く慕う気持ちを表しているんだよ。
ああ、それはつまり、すごいリーダーや偉い人を、みんながほんまに尊敬して、その思い出を大事にし続けるってことやな。
ええリーダーのことは、その後もずっと人々の心に残るんやな。
【出典】
「詩経」
【故事】
中国、周の召公が地方を巡行した時、甘棠の木の下で人民の訴えを聞き裁判を行った。人民は召公の徳を慕って後々までもその甘棠の木を大切にしたという故事から。
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「甘棠の愛」の解説
カンタン!解説
「甘棠の愛」って言葉は、すごくすごく素晴らしいリーダーに、人々がとっても深く慕う気持ちを持っていることを表してるんだよ。ここでの「甘棠」は、実はりんごの木のことなんだ。
昔々、中国に召公っていうすごいリーダーがいて、彼は国をとても良く治めていて、みんなから愛されていたんだ。ある日、召公がりんごの木の下で休憩を取ったことがあって、その後もそのりんごの木は、召公のことをずっと大切に思って、彼を忘れなかったんだって。
この話は、有名な古い中国の詩『詩経』の中にも書かれているよ。だから、「甘棠の愛」って言葉は、本当に尊敬されるリーダーや偉人に対する深い尊敬や愛を示すんだよ。
「甘棠の愛」の使い方
甘棠の愛を注がれる首相がいないね。
いないわねー。人気取りのためにお金をばらまいても限界があるわね。
甘棠の愛を注ぐにふさわしい首相があらわれないかな。
日本の民度が下がっているから無理ね。
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「甘棠の愛」の例文
- 彼は若いが誠実な姿勢から、国民は甘棠の愛を示しています。
- 庶民育ちの彼は庶民の目線に立った政治を行い、甘棠の愛を受ける。
- その議員は、甘棠の愛を注がれ尊敬されていた。
- 国葬は、甘棠の愛を受けていた議員のみふさわしい。
- 甘棠の愛を示されている彼の当選は確実だろう。