「借りる八合、済す一升」の意味(語源由来・類義語)
【ことわざ】
借りる八合、済す一升
【読み方】
かりるはちごう、なすいっしょう
【意味】
金や物を借りたら、返すときに感謝の気持ちを表現するために少し多めに返すと良いということ。
「済す」は、返済する。
「借りる八合、済す一升」ということわざは、何かを人から借りたとき、そのまま返すだけでなく、少し多めに返したり、心遣いを加えて返すのが良いマナーとされていることを示しているんだよ。
ああ、つまり、「ありがとな、この分だけ返すわ」っていうんじゃなくて、「おおきに、これくらいでええか?」って、ちょっと多めに返したり、お礼を付け足して返すのがええんやな。
心遣いや気配りって大切やな。人から借りるときは、その心がけを忘れへんようにしなあかんってことやね。
【語源・由来】
米を八合借りたら一升にして返せという意から。
【類義語】
借りて七合、済す八合
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「借りる八合、済す一升」の解説
カンタン!解説
「借りる八合、済す一升」という言葉はね、お友達からおもちゃや絵の具を借りたとき、ちょっとプラスして、お礼をつけて返すような感じで、物やお金を借りたら、ちょっと多めに返すのがいいよ、っていう意味なんだ。
例えば、10個のお菓子を借りたら、12個くらい返すとか、お礼の言葉を添えて返すということ。こうすることで、相手に感謝の気持ちを伝えることができるんだよ。
「八合」と「一升」は、昔の量の単位で、「八合」は一升より少し小さい量を意味しているんだ。だから、この言葉は「少し借りたら、ちょっと多めに返そう」という意味になるんだね。
「借りる八合、済す一升」の使い方
借りた醤油を返しに行ってくる。
借りる八合、済す一升よ。多めに返すのよ。
ええっ。醤油を足して返すの?
違う銘柄の醤油を足されても迷惑か…。
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「借りる八合、済す一升」の例文
- 5千円借りたので借りる八合、済す一升で7千円にして返す。
- 借りる八合、済す一升といって多めに返すのが礼儀らしいが。それが面倒なので借りない。
- 本を借りたが、借りる八合、済す一升というからほんの気持ちの品を添えて返す。
- 健太くんは礼儀知らずだ。借りる八合、済す一升というのにそのまま返しに来た。
- 借りる八合、済す一升と多めにして返すことで感謝の気持ちを表すなんて、何て素敵な作法なんだ。