「螻蛄才」の意味(語源由来・類義語)
【ことわざ】
螻蛄才
「螻蛄芸」ともいう。
【読み方】けらざい
【意味】
多くの芸を持っているが、どれも未熟であること。
「螻蛄才」は、たくさんの技や才能を持っているように見えるけれど、実際はどれも中途半端で、実際にはあまり役に立たない才能のことを言うんだよ。
えー、そんなもんがあるんや。つまり、色々なことをちょっとずつできるけど、どれもちゃんとできへんってことやな。
表面的に見えてええけど、実際は大したことないってことか。一つのことをちゃんと極めた方が、結局は役立つんやな。
【語源・由来】
螻蛄はいろいろな能力があるが、どれもうまくないことから。
【類義語】
・石臼芸
・多芸は武芸
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「螻蛄才」の解説
カンタン!解説
「螻蛄才」っていう言葉をご存知ですか?この言葉は、たくさんの技や才能を持っているけど、どれも中途半端で特にすごくないって意味があるんだ。
「螻蛄」っていうのは、昆虫の一種で、飛んだり、登ったり、潜ったり、掘ったり、走ったりする能力があるんだよ。でも、これらの能力の中で特に「これがすごい!」っていうのはないんだね。だから、「螻蛄才」って言葉は、いろんなことができるけど、どれも大したことない、っていう感じで使われることが多いんだ。
例えば、色々な楽器を少しずつ弾けるけど、どれもプロのように上手じゃない人や、いくつかのスポーツをやってるけど、どれもトップレベルまで行ってない人に対して使うことができるよ。
これをもう一つの言い方で言うと「螻蛄芸」とも言うんだ。つまり、多くの才能や技を持っているけど、どれも中途半端、という意味になるよ。
「螻蛄才」の使い方
健太くんは多趣味ね。
色んなことができた方が人生が豊かになると思って。
でも螻蛄才よね。
仕事にできるような突き抜けている趣味がないんだよね。それが悩みで結局人生豊かになっていないんだ。
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「螻蛄才」の例文
- 習い事をたくさんしている子が多いが、螻蛄才でどれも物にならない。
- 色んなことができても、螻蛄才では社会に出た時に意味がない。
- 一つでいいから人より優れた所があった方が仕事につながりやすいので、螻蛄才では困る。
- 螻蛄才で中途半端なので、これというものを一つ選んで磨き上げようと考えている。
- 幅広くいろんなことに通じているが、結局螻蛄才だ。