「虚無僧に尺八」の意味(類義語)
【ことわざ】
虚無僧に尺八
【読み方】
こむそうにしゃくはち
【意味】
必ず付随するもの。必ずあるべきもの。
「虚無僧」は、有髪の托鉢僧。深編み笠をかぶり、首に袈裟をかけ、尺八を吹いて諸国をまわり修行した。
「虚無僧に尺八」ということわざは、あるものと一緒に必ず存在するもの、または一緒にあるべきものを指す言葉だよ。
ほぉ、そやから、何かと一緒に絶対必要なもの、って感じやな。例えば、おにぎりにはのりがついてくる、みたいな。
当たり前のように一緒にあるものやから、それがないとちょっとおかしいってことを表してるんやね。
【類義語】
・坊主に袈裟
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「虚無僧に尺八」の解説
カンタン!解説
「虚無僧に尺八」という言葉は、何かとセットになっているもの、分かちがたいものを指すんだ。この表現は、虚無僧という僧侶が、必ずと言っていいほど尺八という楽器を持っていることからなんだ。
具体的には、虚無僧とは、特定の宗派に所属せず、各地を巡る修行をする僧で、その特徴的な姿や行動として、深編み笠をかぶり、首に袈裟をかけ、尺八を持って歌をうたいながら行脚をしていたんだ。
尺八は、この虚無僧の修行や行動の中で欠かせないもので、虚無僧を思い浮かべると、尺八も自然と連想されるという関係性がこの言葉には込められているんだね。
この表現を現代の言葉や文化に当てはめると、例えば「サッカーにボール」というように、欠かせないものとしての関係を強調する時に使われることができるんだよ。
「虚無僧に尺八」の使い方
あれがない。あれが。
あれって何よ。
お内裏様に付随するもの。虚無僧に尺八みたいなやつ。
「笏」ね。ここにあるわよ。
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「虚無僧に尺八」の例文
- コロッケにキャベツは、虚無僧に尺八だ。
- 牛丼に紅しょうがは虚無僧に尺八なのに、紅しょうがを直食いして動画をSNSにあげたおバカさんのせいで撤去された。
- ハンバーグに目玉焼きは、虚無僧に尺八ではないがあったほうが望ましい。
- お月見に団子は虚無僧に尺八なのに、健太くんが食べてしまってない。
- 虚無僧に尺八で、それがないと成り立たないから探さねばならない。