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【子に黄金満籯を遺すは一経に如かず】の意味と使い方や例文(語源由来・出典)

子に黄金満籯を遺すは一経に如かず

「子に黄金満籯を遺すは一経に如かず」の意味(語源由来・出典)

意味【ことわざ】
子に黄金満籯を遺すは一経に如かず

【読み方】
こにおうごんまんえいをのこすはいっけいにしかず

【意味】
子供に財産をのこすより、高い教養を身につけさせたほうがよいということ。

「籯」は、竹製の大きな籠。「一経」は、一冊の儒教の経典。
ことわざ博士
「子に黄金満籯を遺すは一経に如かず」ということわざは、子供に大量の金や財産を残すことよりも、知識や教養を教えて身につけさせることが、ずっと価値があるという考えを表しているんだよ。
助手ねこ
ええっ、それはつまり、子供にたくさんの金を残すより、ちゃんとした教育や知識をしっかりと教えてあげる方が、結局は役立つってことやな。

金はなくなるかもしれへんけど、知識や教養は一生もんやもんな。高い教養を身につけることが、本当の宝物ってわけやな。

【語源・由来】
大きな籠いっぱいの黄金を子に遺すより、一冊の経書を残して与える方が良い。

【出典】
漢書かんじょ

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「子に黄金満籯を遺すは一経に如かず」の解説

カンタン!解説
解説

「子に黄金満籯を遺すは一経に如かず」っていうことわざは、子供にたくさんのお金や物を残すよりも、ちゃんとした教育や知識を身につけさせることが大切だって言っているんだよ。

例えばね、大きなかごいっぱいの黄金を子供や孫に残すより、一冊の大切な教えの本を残した方が、もっと価値があるっていう考え方なんだよ。

「黄金満籯」っていうのは、たくさんのお金が入った大きな籠のこと。「籯」は、竹で作った大きなかごのことを言うんだよ。「一経」は、儒教という教えの中の一冊の大切な本を意味しているよ。

だから、このことわざの意味は「子供にはお金よりも、ちゃんとした教育や知識を伝えてあげることが大切」っていうことなんだよ。つまり、お金よりも知識や教養が子供にはずっと役立つんだね。

「子に黄金満籯を遺すは一経に如かず」の使い方

健太
受験の低年齢化が加速しているね。
ともこ
子に黄金満籯を遺すは一経に如かずと考える親が多いんでしょうね。
健太
高齢出産が増えているし、親が先に死んでも教養を身につけていれば一人で生きていけるもんね。
ともこ
お金を残しても一日で使い切ってしまうかもしれないわ、教養なら一生ものよね。
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「子に黄金満籯を遺すは一経に如かず」の例文

  1. 子に黄金満籯を遺すは一経に如かずというから、子供が欲しがれば書籍代には糸目をつけない。
  2. ハイパーインフレが来るかもしれないしお金を残しても心配だ。子に黄金満籯を遺すは一経に如かずというから、教養を身につけさせる。
  3. お金を預けている銀行が倒産したら元も子もない。一度身につけた教養はなかなか損なわれないので、子に黄金満籯を遺すは一経に如かずだ。
  4. 遺産でろくな話を聞かないからお金は残さない。子に黄金満籯を遺すは一経に如かずと考える。
  5. 子に黄金満籯を遺すは一経に如かずというから教育にお金をかけ、自分で考え自分の力で生きていく人間に育てる。

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