「高木に縁りて四方を望む」の意味(語源由来・出典)
【ことわざ】
高木に縁りて四方を望む
【読み方】
ごうぼくによりてしほうをのぞむ
【意味】
実力が無いのに高い地位に就いたり、働かず高い報酬を得ることは身を誤るもとになるということ。
「高木に縁りて四方を望む」ということわざは、準備や資質が不足しているにもかかわらず、高い地位や権力を追い求めることの危険性を警告している言葉だね。
つまり、足元がしっかりしてないのに高いところに上がろうとすると、バランスを崩して落ちるリスクがあるんやね。
自分の力量を過大評価せず、地道に努力することの大切さを教えてくれることわざやわ。
【語源・由来】
高い木に登って四方を見渡すことが楽しいが、いったん大風が吹けばきわめて危険であることから。
【出典】
「淮南子」
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「高木に縁りて四方を望む」の解説
カンタン!解説
「高木に縁りて四方を望む」っていうことわざは、簡単に言うと、実力や準備が足りないのに高い地位や大きな財産を手に入れたりすることが、とってもリスキーで危ないっていう意味なんだよ。
例えばね、高い木に登ると、すごくいい眺めが楽しめるよね。でも、もし大風が吹いたりしたら、すぐに落ちてしまうかもしれないし、その時は本当に危険だよね。このことわざは、そのような状況を人の生活やキャリアに例えて教えてくれているんだ。
つまり、しっかりとした努力や準備なしに、高い地位やたくさんのお金を手に入れたとしても、ちょっとしたトラブルや問題で大変なことになる可能性があるんだよ。だから、物事を急ぐのではなく、じっくりと努力して、しっかりとした基盤を築くことが大切っていうことを伝えているんだね。
「高木に縁りて四方を望む」の使い方
調子に乗って真っ逆さまに転落していったね。
コネで入社してコネで出世すると、高木に縁りて四方を望むになるわよね。
能力に見合っていない地位は不幸になるという良い見本になったよ。
実力で這い上がった人にはかなわないわよ。
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「高木に縁りて四方を望む」の例文
- 高木に縁りて四方を望むというから、皇族でも一般入試を受ければいい。
- 親族経営で奥さんが名前だけ役員に連ねているが、高木に縁りて四方を望むように何でもかんでも会社の経費にして買い物し税務署の監査が入った。
- 不労収入が人気だが、高木に縁りて四方を望むというからある程度働いた方が良い。
- 親の遺産で生きている彼は、高木に縁りて四方を望むように道を誤った。
- 息子かわいさに能力に見合わない地位を与えたことで、高木に縁りて四方を望むとなって首相は親馬鹿と叩かれた。