「膠漆の交わり」の意味(語源由来・出典・類義語)
【ことわざ】
膠漆の交わり
「膠漆の心」ともいう。
【読み方】こうしつのまじわり
【意味】
固く結びつき、とても親密な交わりのこと。
「膠」は、魚などの骨や皮を石灰水に浸してから煮て濃縮し、冷やして固めたもの。接着剤として使う。
「膠漆の交わり」という言葉は、非常に固く強い結びつきを持つ関係や友情を指しているんだよ。
ああ、わかるわかる。要するに、めっちゃ強い友情や、ずっと離れへん関係を指してるんやな。
膠や漆みたいに、べったりとくっついて、なかなか離れへんってわけ。そういう友達や関係があると、本当にありがたいよな。一生の宝物みたいなもんやわ。
【語源・由来】
にかわとうるしで固めたような堅く強い交わりの意から。
【出典】
「韓詩外伝」
【類義語】
・金石の交わり
・刎頸の交わり
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「膠漆の交わり」の解説
カンタン!解説
「膠漆の交わり」っていう言葉、ほんとうに強い絆や友情を表すための表現なんだよ。この言葉の中の「膠」っていうのは「にかわ」で、そして「漆」は「うるし」を意味しているんだ。にかわやうるしって、物をくっつけるのに使われるもので、すごく強力にくっつくんだ。
だから、「膠漆の交わり」って言うのは、二つのものがすっごく強くくっついて、簡単には離れない関係、つまり、本当に深い友情や絆を持つ人たちの関係を表しているんだよ。
この言葉の元になっているのは、昔の中国の書物『史記』の中の「蔡沢」という部分だって。そして、この「交」っていう文字は、「こう」とも読むことができるんだ。
要するに、この言葉は、ただの友達以上に、とても深い絆でつながっている人たちの関係を表すための表現なんだね。
「膠漆の交わり」の使い方
あの子と仲が良いわね。
幼稚園の頃から仲が良くて、膠漆の交わりなんだ。
お互い知らないことはないんじゃないの。
そうかもしれない。親より気が置けない仲かも。
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「膠漆の交わり」の例文
- 健太くんとは膠漆の交わりで、老後おひとり様だったら一緒に老人ホームに入ろうと約束している。
- 膠漆の交わりの彼とならいい仕事ができそうだ。
- 彼と膠漆の交わりの健太くんなら、彼を説得できるような気がする。どうか頼みます。
- 膠漆の交わりだったが、親の転勤で離ればなれになってしまった。しかし彼らに距離なんて関係ないようだった。
- 仲が良く膠漆の交わりを続けてきたが、上司と部下になったことで一変した。