「孔子に論語」の意味(語源由来・類義語)
【ことわざ】
孔子に論語
こうしにろんご
【意味】
専門家によけいな意見や教えを説くこと。必要ないことを教える愚かさのこと。
孔子さんに論語を教えるなんて、まるで俺がプロのシェフに料理の基本を教えるようなもんやわ。どう考えてもおかしいやん。こういうこと、実際にはやっちゃいけへんな。
【語源・由来】
孔子にむかって「論語」を説くことから。
【類義語】
・釈迦に経
・釈迦に説法
・河童に水練
「孔子に論語」の解説
「孔子に論語」という言葉は、要するに、もうすでにそのことをよく知っている人や専門家に、知ったかぶりして教えようとすることの馬鹿らしさを表すたとえだよ。
論語っていうのは、昔の賢者・孔子と彼の弟子たちの言葉や行動をまとめた本なんだ。だから、孔子というすごい先生に、その先生自身の言葉を含む論語を教えようとするなんて、考えてみれば笑っちゃうよね。それくらい、無意味でおかしなことっていう意味だよ。
つまり、もう知っていることを教えられても、その人には何の意味もないし、むしろ教える側がバカに見えるんだ。それが「孔子に論語」という言葉の意味だよ。
「孔子に論語」の使い方
「孔子に論語」の例文
- 社長に経営論を説くのは孔子に論語かと思ったが、三代目のぼんくら社長なので意味があった。
- 先生に教育について話すのは孔子に論語かもしれないが、先生の教育方針に疑問を感じるので言わせていただきます。
- 専門家とは知らず失礼しました。孔子に論語でしたね。
- 農家の方に農学部で学んだ知識を語ったが、孔子に論語だったかもしれない。
- 釈迦に説法、孔子に論語とは、今思い出しても恥ずかしい。なんてことをしてしまったのだろう。