「雲となり雨となる」の意味(類義語)
【ことわざ】
雲となり雨となる
「雲雨巫山」「朝雲暮雨」ともいう。
【読み方】くもとなりあめとなる
【意味】
時によって変わりやすいこと。男女の情交が細やかであること。
あー、それは男女がすごく仲良くしてるみたいな感じやな。雲が集まって雨になるように、二人が一緒になることやね。
でも、同時に「あっち行ったり、こっち行ったり」って感じで、人の心はすぐに変わるってことも言いたいんやな。人の気持ちは雲のように変わりやすいってことやね。
【類義語】
・巫山の夢
・手を翻せば雲と作り手を覆せば雨となる
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「雲となり雨となる」の解説
カンタン!解説
「雲となり雨となる」っていう言葉は、いくつかの意味を持っているんだよ。
1.時によって変化し、どちらとも定まらないこと
考えてみると、雲は空に浮かんでるときは「雲」として存在するけど、雨になるときは地面に落ちてきて「雨」となるよね。このように、形や状態が変わってしまうもの、または変わりやすいものを指して使うことができるんだ。
2.消えやすいこと、消えてなくなってしまうこと
雲や雨は、時間が経つと消えてしまうもの。この一時的である、または消えやすい性質を持つものや事柄について使われることがあるよ。
3.男女や衆道の契りの繊細なことについて
「宋玉の『高唐賦』」という文献から来ている意味で、男女の間の繊細な関係や、特定の集団やコミュニティの中の微妙なつながりや関係を示して使われることもあるんだ。
このように、一つの言葉やことわざが複数の意味や使い方を持つことは、日本語の中にはよくあることなんだよね。状況や文脈によって、どの意味で使われているのかを判断することが大切だよ。
「雲となり雨となる」の使い方
昨日は助けてくれるって言ったじゃない。
気が変わったの。
雲となり雨となるじゃ困るよ。
こっちは全く困らないの。
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「雲となり雨となる」の例文
- 人の心は雲となり雨となるから頼りにしてはいけない。
- 雲となり雨となるというので、気が変わる前に契約書にサインしてもらう。
- 彼のすることは朝令暮改で、雲となり雨となるようにころころ変わる。
- 気分屋の彼は雲となり雨となるので、頼みの綱とするのは危険です。
- 世論は雲となり雨となるように変化していくものなので、良い方向に傾くと信じたい。
それに、人の気持ちや考えが変わりやすいことも表現しているんだ。