「食うた餅より心持ち」の意味(類義語・対義語)
【ことわざ】
食うた餅より心持ち
【読み方】
くうたもちよりこころもち
【意味】
もらった物より相手の気持ちをありがたく思う。
「餅」と「持ち」を掛けたことば。
「食うた餅より心持ち」ということわざは、物や行為自体よりも、その背景にある人の気持ちや思いやりが大切だという教えなんだ。
ああ、それって例えば、お土産の中身よりも、わざわざ買ってきてくれた気持ちのほうがうれしいってことやな。
大切なんは、ものそのものやなくて、人の心やな。これは、心遣いの大切さを教えてくれることわざやね。
【類義語】
・搗いた餅より心持ち
・米の飯より思し召し
【対義語】
・思し召しより米の飯
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「食うた餅より心持ち」の解説
カンタン!解説
「食うた餅より心持ちは」という言葉は、物やサービスそのものの価値よりも、それを提供する際の心遣いや気持ちが重要であるという考えを表しています。この言葉は、多くの場面で使われることがあり、特に感謝の気持ちや人と人との関係性を重んじる文化の中でよく引用されます。
たとえば、プレゼントやサービスを受け取る際、それが高価であるかどうかよりも、提供者がどれだけの思いやりや気遣いを持ってそれを選んでくれたのかが大切だと考えられます。
この考えは、物質的な価値や形のあるものよりも、人々の間の絆や感謝の気持ちを大切にする日本の文化や価値観を表していると言えるでしょう。
「食うた餅より心持ち」の使い方
「京都に行ってきました」って書いてある八つ橋風のものをもらってしまったよ。
どうせなら聖護院の八つ橋が良いわよね。でも、食うた餅より心持ちだからね。
気持ちはありがたいよ。
でも老舗の八つ橋が食べたかったわよね。
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「食うた餅より心持ち」の例文
- 誕生日に苦手なバラをもらったが、食うた餅より心持ちだ。
- 僕のことを思いながらこれを選んでくれたのかと思うと、食うた餅より心持ちだと思う。
- 中身が何であれ、親が送ってくれる食料ボックスは、食うた餅より心持ちで嬉しく思う。
- 僕に食べさせたいと思って釣ってきてくれた。食うた餅より心持ちで、魚は好きじゃないがとても感謝している。
- 食うた餅より心持ちというが、贈り物をしてくれた相手の心遣いに心打たれる。