【ことわざ】
臭い物に蓋をする
【読み方】
くさいものにふたをする
【意味】
都合の悪いことや醜聞を、他に漏れないように一時しのぎの方法で隠す事。
また、根本的な解決をはからずに、一時しのぎの手段で他人に知られないようにするという事。
『江戸いろはかるた』の「く」の札に描かれています。略して単に「臭い物に蓋」と表すこともあります。
また、臭い物に蓋をしたところでどうしても匂いが漏れてしまう事から、あまり上手くいかないことという意味で使うこともあります。
また、臭い物に蓋をしたところでどうしても匂いが漏れてしまう事から、あまり上手くいかないことという意味で使うこともあります。
【語源・由来】
悪臭の元を絶たずに容器の蓋を閉めて、悪臭が外に漏れないようにして一時的に隠すという事から。
【類義語】
・お茶を濁す
【対義語】
・膿んだものは潰せ
【英語訳】
・To hush up a scandal.
・sweep trouble under the rug
・sweep trouble under the carpet
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「臭い物に蓋をする」の使い方

あぁ、またミスをしちゃったよ。どうしよう。

また落ち込んで、どうしたの?

それが実は、先生の大事にしている花瓶を割っちゃったんだ。一旦、片付けて隠しちゃったんだけど。

それはまずいわね。臭い物に蓋をするようなことしても、見つかって怒られるわよ。
「臭い物に蓋をする」の例文
- 彼はいつも臭い物に蓋をするから、あとあとになって取り返しのつかない事になっている。
- この部署の臭い物に蓋をする様な体質を変えなければ、業績は良くならないだろう。
- 臭い物に蓋をするかのように、彼女はそっと一度開けた扉を閉め、見て見ぬ振りをした。
- 臭い物に蓋をするのに慣れてしまって、根本の解決をしなければならないと思うと憂鬱である。