【物言えば唇寒し秋の風】の意味と使い方の例文(語源・類義語・対義語・英語訳)

【ことわざ】
物言えば唇寒し秋の風

【読み方】
ものいえばくちびるさむしあきのかぜ

【意味】
人の欠点、短所などの悪口やよけいなことを言ったりすると思いがけない災難を招くことになるから慎(つつし)んだほうがよいということ。

【語源・由来】
松尾芭蕉(まつおばしょう)の「座右の銘」(ざゆうのめい)に謳(うた)われています。この句の前には「人の短をいふ事なかれ 己が長をとく事なかれ」とあることから、人の欠点を批判したり自分の長所を自慢したりした後は、必ず言わなきゃよかったという思いにとらわれるものだから慎みなさいという意味も含むみます。

【類義語】
蛙は口ゆえ蛇に吞まるる(かえるはくちゆえへびにのまるる)
病は口より入り禍は口より出ず(やまいはくちよりはいりわざわいはくちよりいず)
口は禍の門(くちはわざわいのかど)

【対義語】
思うこと言わねば腹ふくる(おもうこといわねばはらふくる)

【英語訳】
Your lips hang in your light.

松尾芭蕉は、伊賀国上野の農家に生れ、俳号(はいごう)は宗房(そうぼう)、後に桃青(とうせい)を名のります。はじめは京都で俳諧(はいかい)を学び、江戸に下って職業的な俳諧師となり、深川に草庵(そうあん)を結び、芭蕉庵(ばしょうあん)と名付けました。生涯を旅に費(つい)やし、紀行文「奥の細道」(きこうぶん おくのほそみち)は特に有名です。
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「物言えば唇寒し秋の風」の使い方

健太
宿題忘れたことで、先生に呼び出されて理由を聞かれたんだ。
ともこ
なんて言ったの。
健太
やろうと思ったけど、ついゲームに夢中になったから忘れたとか・・・・
ともこ
物言えば唇寒し秋の風よ、言い訳しないで、素直に謝るだけの方がいいわよ。

「物言えば唇寒し秋の風」の例文

  1. 上司への不満ばかりでは、物言えば唇寒し秋の風、むなしいだけさ。
  2. 親会社へ依存して、課題だけを提案しているだけでは生き残れる可能性は少ない。物言えば唇寒し秋の風、自らを見直して改革に挑むことにする。
  3. 人の欠点を話題にしても、その時は楽しいかもしれないが、物言えば唇寒し秋の風、しばらくすると後悔するだけだ。
  4. 物言えば唇寒し秋の風か、つまらないことを言うんじゃなかった。うちの部署の業務が増えてしまった。

まとめ

たしかに、人やライバルの悪口で盛り上がった後、一人になるとむなしさがこみ上げてきます。淋しさも感じます。唇に刺すような秋の寒風のイメージがピッタリの表現です。

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