「鍋の鋳掛けが釣鐘を請け合ったよう」の意味(語源由来)
【ことわざ】
鍋の鋳掛けが釣鐘を請け合ったよう
【読み方】
なべのいかけけがつりがねをうけあったよう
【意味】
自分の能力以上の仕事を引き受け大騒ぎすること。
まぁ、ちょっと欲張りすぎて、後で「あれれ?」ってなる時のことを言うんやろな。自分のペースと能力をちゃんと見極めることが大切やね。
【語源由来】
鍋の修繕をする鋳掛け屋が釣り鐘の鋳造を引き受けてしまったという意から。
「鍋の鋳掛けが釣鐘を請け合ったよう」の解説
「鍋の鋳掛けが釣鐘を請け合ったよう」という言い回しはね、自分が普段やってる小さい仕事よりも、すごく大きな仕事や難しい仕事を引き受けてしまって、結果として大変なことになっちゃう、っていう状態を表してるんだよ。
例えばさ、普段自分は小さなお店で小さな商品を作ってるんだけど、ある日、すごく大きなお店から、たくさんの商品を注文されて、それを受けてしまった、って感じ。で、その仕事が意外と難しくて、大騒ぎになっちゃった、っていうのがこの言葉のイメージなんだ。
このことわざの背景には、鍋を作る職人が、いつもとは全然違う大きな釣鐘を作る仕事を引き受けたっていう話があるんだよ。釣鐘って、鍋とは全然違って、すごく大きくて、作るのも難しいから、そういう仕事を引き受けた鍋の職人は、大変なことになっちゃった、っていうのがこの言葉の由来なんだよ。
だから、この言葉は、自分の能力や経験をよく考えて、仕事や依頼を受けることの大切さを教えてくれるんだね。自分のできる範囲を超えたことを引き受けないように、っていう教訓が込められてるんだよ。
「鍋の鋳掛けが釣鐘を請け合ったよう」の使い方
「鍋の鋳掛けが釣鐘を請け合ったよう」の例文
- 儲けたいからと能力以上の仕事を引き受け、鍋の鋳掛けが釣鐘を請け合ったようになり間に合わず、利益も信用も失った。
- この工場の生産能力の二倍の仕事を受注し、鍋の鋳掛けが釣鐘を請け合ったようになっててんてこ舞いだ。
- 部長がどんどん仕事をとってくるから、一時は鍋の鋳掛けが釣鐘を請け合ったように大騒ぎになったが、何とか乗り越えることができた。
- 鍋の鋳掛けが釣鐘を請け合ったようになるのは大変なので、身の程を知り、能力に見合う仕事をする。
- 頼まれたら断れないから、PTAの役員から町内会の役員まで引き受けたら、鍋の鋳掛けが釣鐘を請け合ったようにパニックになった。