「長持枕にならず」の意味(語源由来・類義語・対義語)
【ことわざ】
長持枕にならず
【読み方】
ながもちまくらにならず
【意味】
大が小を兼ねるとは限らない。
「長持」は、衣類などを入れる長方形の大きな木箱。
「長持枕にならず」ということわざは、大きなものが必ずしも小さなものの代わりになるわけではない、という意味を持っているんだよ。
ほんまに?つまり、でっかいものがいつもちっちゃいものの代わりになるわけちゃうってことやな。
たとえば、大きな枕があったとしても、小さい枕のようにちょうど良く寝れるかどうかはわからんてことやね。大きいものがいつも便利やとは限らへん、って感じのことわざやな。
大きな長持を枕にすることはできないことから。
【類義語】
・杓子は耳搔きにならず
・搗き臼で茶漬け
【対義語】
・大は小を兼ねる
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「長持枕にならず」の解説
カンタン!解説
「長持枕にならず」っていうことわざ、面白いんだけど、簡単に言うと、大きなものが必ずしも小さなものの代わりになれるわけじゃないっていう意味なんだよ。
たとえば、大きな「長持」という木の箱があって、それは普通、衣類とかを入れるのに使うものなんだけど、それを枕の代わりにしようと思っても、やっぱり硬くて不便で、寝心地が良くないんだよね。だから、大きなものが小さなものの役割を果たせるわけじゃない、ってことを教えてくれているんだ。
言い換えれば、大きなものや高価なものが、小さなものや安価なものの代わりになれるとは限らないよ、ってこと。大きさや価格だけで物事を判断しちゃいけない、っていう教えが込められているんだよね。
「長持枕にならず」の使い方
ネットで買い物をすると、サイズ感が分からないことがあるよね。
それで大きめを買ってみるんだけど、長持枕にならずなのよね。
小さいのはそれはそれで着れないしね。
お店で実際に見て触れて買った方が確実ね。
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「長持枕にならず」の例文
- 大は小を兼ねるって言うけど、長持枕にならずっていうからジャストフィットがいいんだよ。
- 大きいざるなら後々便利だろうと思って買ったが、長持枕にならずというように大きすぎて使いにくいし収納できなくて邪魔だ。
- 杓子は耳搔きにならず、長持枕にならず、大きいからと言って万能なわけではない。物にも適材適所、最適サイズというものがある。
- 家族が増えても良いように大きな家を建てたが、独居老人になった今、長持枕にならずで大きいと管理が大変で小さな家にしておけば良かったと後悔する。
- 大きな冷蔵庫なら間違いないと購入したが、長持枕にならずで電気代がかかり台所の一角を占拠し目障りですらある。