「習わぬ経は読めぬ」の意味(語源由来・対義語)
【ことわざ】
習わぬ経は読めぬ
【読み方】
ならわぬきょうはよめぬ
【意味】
習ってもいないお経を読めと言われても無理なように、知識も経験もないことはいくらやれと言われてもできないという意味。
これって、事前の学習や経験の大切さを教えてくれることわざやね。勉強や経験なしには、何事もうまくいかへんってことやな。
【語源・由来】
「尾張(大阪)いろはかるた」の一つ。
【対義語】
門前の小僧習わぬ経を読む
「習わぬ経は読めぬ」の解説
「習わぬ経は読めぬ」ということわざはね、勉強していないことや経験がないことは、いくら頑張ってもできないっていう意味なんだよ。
たとえばね、お経ってすごく難しい言葉がたくさん使われているから、それを習ったことがない人には読むことがとても難しいんだ。だから、「習っていないお経は読めない」っていうことから、このことわざができたんだよ。
これはね、学校で習ったことや自分で勉強したことがないと、その分野のことは理解できないっていうことを教えてくれる言葉なんだ。例えば、ピアノの演奏をしたことがない人が、いきなり難しい曲を弾くことはできないよね。それと同じで、「習わぬ経は読めぬ」ってことわざも、何か新しいことをする時には、まずそれをしっかりと学ぶことが大切だって教えてくれているんだよ。
「習わぬ経は読めぬ」の使い方
「習わぬ経は読めぬ」の例文
- 習わぬ経は読めぬというように、水泳を習ったことがないからきっと泳げないので目の前でおぼれている人を助けたいのにどうしていいのかわからない。
- 習わぬ経は読めぬというが、面白いから読んでみてと紹介された本は英語で書かれていて、英語がわからない自分には読めなかった。
- 習わぬ経は読めぬというけれど、算数が得意だといったら、じゃあ数学も大丈夫ねと数学の教科書を見せられたが解くことができなかった。
- 習わぬ経は読めぬというが、余興の時間が余ったから、ピアノで一曲弾いてみろと言われても、習った覚えがないのだから弾けるわけがない。
まとめ
習わぬ経は読めぬというが、大人に向けての言葉だなと思う。子供に関しては、まさに対義語の「門前の小僧習わぬ経を読む」で、間違いを恐れず、大人の真似をして吸収し、自分のものにしていくのだからすごい力である。その子供の力をぐんぐん伸ばすためにも、「読めぬ」とあきらめず大人もやればできるぞという姿を見せていくことが大切であると思う。
例えば、お経を習っていない人には、どんなに頑張ってもお経を読むことは難しいんだよ。