「猫の額の物を鼠が窺う」の意味(類義語)
【ことわざ】
猫の額の物を鼠が窺う
「猫の鼻先の物を鼠が狙う」「鼠が猫の物を狙う」ともいう。
【読み方】
ねこのひたいのものをねずみがうかがう
【意味】
自分の実力を考えず、大それた望みを抱くこと。無謀な行動に出ること。
「猫の額の物を鼠が窺う」という表現は、自分の能力や立場を過大評価し、現実的でない目標を追求することの不合理さを示しているんだね。
ああ、そういうことか。つまり、自分の力を考えずに、大きなことや無謀なことをしようとするのは、狭い場所を狙う鼠みたいなもんやってことやな。
自分の実力や立場をちゃんと考えずに、無茶なことをするのは無理があるってことやね。これは、自分の能力を正しく理解し、現実的な目標を立てることの大切さを教えてくれる言葉やわ。
【類義語】
・猫の精進
・猫のうるめ斟酌
・猫の魚食わぬふり
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「猫の額の物を鼠が窺う」の解説
カンタン!解説
この言葉、「猫の額の物を鼠が窺う」というのはね、猫のそばにあるものを、鼠(ねずみ)がこっそりと狙っているような状況を表しているんだよ。
猫は鼠を捕まえることが得意だから、鼠が猫の額(おでこ)の近くにあるものを取ろうとするのは、とても危険で無謀なことだよね。それが、このことわざの意味なんだ。
たとえば、学校でサッカーの試合があって、サッカーがあまり得意でない子が、一番上手な子と同じようにプレイしようとするのも「猫の額の物を鼠が窺う」って言えるね。それは、自分の実力を考えずに大それたことをしようとしているからだよ。
このことわざは、自分の能力や立場をよく考えて、無理なことに挑戦しないようにしようって教えてくれるんだよ。自分に合った目標を立てることが大切なんだね。
「猫の額の物を鼠が窺う」の使い方
健太くんはどこの大学を受験するの?
東京大学だよ。
猫の額の物を鼠が窺う如く無謀ね。
将来はどうなるか分からないよ。希望は高くもたないとね。
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「猫の額の物を鼠が窺う」の例文
- 虎視眈々と健太くんから一位の座を奪おうとしているようだけど、猫の額の物を鼠が窺うように難しいと思うな。
- 低身長の健太くんには、バレーボールのスタメン入りは猫の額の物を鼠が窺うみたいに不可能だ。
- 子供の小さな手でこの曲を弾こうとするのは、猫の額の物を鼠が窺うごとく無理がある。
- 健太くんの猫の額の物を鼠が窺うみたいな無謀なチャレンジに、あきれてものが言えない。
- 英語が話せないのに海外留学するのは、猫の額の物を鼠が窺うのと同じく無理がある。