【ことわざ】
猫の首に鈴を付ける
「猫の首に鈴」ともいう。
【読み方】
ねこのくびにすずをつける
【意味】
よいアイデアでも、実行する人がいないような難しいこと。
【語源・由来】
「イソップ物語」の寓話より。猫に仲間を捕られる鼠たちが集まって相談し、猫の首に鈴をつけることにしたが、実行できる鼠はいなかったという西洋の寓話から。
【類義語】
・言うは行うより易し
・言うは易く行うは難し
・机上の空論
【英語訳】
Who is to bell the cat?
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「猫の首に鈴を付ける」の使い方
誰かが、あの体罰が大好きな体育の軍曹先生に進言しないと、いつかけが人が出るわ。
それはわかるんけど、猫の首に鈴を付けるように、だれが、進言しに行くの?僕だっていやだよ。
そうなのよ。みんな嫌がって、決まらないから困っているのよ。
もう、一層のこと教育委員会に直訴した方が早いし安全じゃないかな?
「猫の首に鈴を付ける」の例文
- 明日のマラソン大会が中止になるために、校庭に穴を掘ればいいんじゃないかという話になったが、猫の首に鈴を付けるように、だれがいつ穴を掘るのかという点で揉めた。
- 猫の首に鈴を付けるという言葉のように、明日のテストを無くすには、テスト用紙を焼却すればいいという話になったが、だれがテスト用紙を持ち出すのか決まらなかった。
- 猫の首に鈴を付けるというように、社長にかつら使用疑惑がでているのだが、だれが確認しに行くかで揉めて、じゃんけんで決めることになり、みんな必死で勝とうと頑張っている。
- わがままな健太くんを注意しようということになったけれど、誰も猫の首に鈴を付けようと手をあげない。
- 猫の首に鈴を付けるという言葉のように、だれが、彼のズボンのファスナーが開いていることを彼に教えに行くかで喧嘩になりそうになった。