「鼠も小六十」の意味(類義語)
【ことわざ】
鼠も小六十
【読み方】
ねずみもころくじゅう
【意味】
取るに足らない人間でも、年を経るごとに経験を積めば年相応な働きができるようになるということ。
「鼠も小六十」という言葉は、もともと取るに足らないと思われる人間でも、歳を重ねて経験を積むことによって、それ相応の働きができるようになることを表すたとえだよ。
なるほど、そういうことか。最初は大したことないと思われても、年をとるごとに経験を積んで、それなりの能力や働きを見せるようになるってことやな。
時間が経つにつれて、人は経験から学び、能力を高めることができるってことやね。年齢や経験による成長と成熟を示してるんやな。
【類義語】
・亀の甲より年の劫
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「鼠も小六十」の解説
カンタン!解説
「鼠も小六十」というのはね、ネズミでも年を取ると、生き抜くための知恵や経験を積んで、それなりの役割を果たすようになるっていうことを言っているんだよ。
たとえば、学校で最初は勉強があまり得意じゃない子でも、時間をかけてコツコツ勉強していくと、だんだんとできるようになるでしょ。それが「鼠も小六十」ってことなんだ。
このことわざは、最初は小さな存在でも、時間をかけて努力することで、大きな成果を得ることができるって教えてくれるんだよ。だから、どんなに小さいことでも、諦めずに頑張ることが大事なんだね。
「鼠も小六十」の使い方
おじいちゃんは若いころは勉強嫌いでやんちゃだったんだって。
今じゃ、生き字引になっているわよね。
鼠も小六十っていうもんね。僕も60歳になる頃には賢くなっているかな。
今から勉強すれば、もっと早く賢くなれるわよ。
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「鼠も小六十」の例文
- 「何でおばあちゃんは何でも知っているの?」と孫に聞かれたから、「鼠も小六十なのよ」と言ったらぽかんとしていた。きっと六十歳になる頃には意味が分かるだろう。
- 国会議員は年寄りが多いが、鼠も小六十というからか。彼らに限って言えば知恵は知恵でも悪知恵だが。
- 鼠も小六十というから、とにかく長生きすれば自然と賢くなれる。
- 人生苦しい時の方が多いから、鼠も小六十というように60年も生きていると知恵が働くようになるものだ。
- 鼠も小六十というが、箱入り娘のともこちゃんは過保護な両親のせいで経験を積むことが少ないから、このまま心の成長ができずに六十歳になるかもしれない。