「上り坂より下り坂」の意味(語源由来)
【ことわざ】
上り坂より下り坂
【読み方】
のぼりざかよりくだりざか
【意味】
簡単と思える時に油断すると失敗につながる。逆境の中にある時よりも順境の中にある時こそ気を引き締めよということ。
「上り坂より下り坂」という言葉はね、苦労している時はミスが少ないけど、物事がスムーズに進んでいる時は、油断から思わぬ失敗をすることがあると教えているんだよ。
ほぉ〜、そういうことかいな。つまり、「楽な時こそ注意せなあかん」ってことやな。坂を上ってる時は気を引き締めてるけど、下り坂になったらついホッとしてしまうやろ。それがアカンってことやな。
まぁ、楽な時ほど気をつけなアカンって、ほんまその通りやな!
【語源由来】
苦しい上り坂よりも、楽な下り坂の方が足を踏み外しやすい。
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「上り坂より下り坂」の解説
カンタン!解説
「上り坂より下り坂」っていうことわざは、人生の苦しい時期と楽な時期の違いについて教えてくれる言葉なんだよ。簡単に言うとね、人生が大変で、いろいろ苦労している時には、気を引き締めているから、大きな失敗をすることは少ないんだ。でも、物事がスムーズに進んでいて、何も問題がないように感じる時、つまり「下り坂」の時には、気が緩んでしまって、意外な失敗をしてしまいやすいっていうことを表しているんだよ。
例えば、学校でテストの勉強をしている時は、一生懸命に集中しているから、成績も良くなるけど、休みの日に遊んでばかりいると、宿題を忘れたり、友達との約束を忘れたりすることがあるよね。これは、「上り坂」の時は注意深く行動するけど、「下り坂」の時は油断してしまうことの例だよ。
このことわざは、人生で楽な時でも気を抜かずに注意深くいることの大切さを教えてくれるんだね。楽な時期だからといって油断せず、いつも一生懸命に物事に取り組むことが大切だっていう教えなんだよ。
「上り坂より下り坂」の使い方
人生って、順調な時ほど思わぬことが起こるよね。
上り坂より下り坂だからっていうように、油断するからよね。
そうか。油断しなければ、人生の三つ目の坂「まさか」はなくなるのか。
上り坂、下り坂、まさかってうまいわよね。
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「上り坂より下り坂」の例文
- 順調な時は、上り坂より下り坂というから幸せ感より不安を感じる。
- 絶対合格と言われていたのに、上り坂より下り坂だったな。油断してしまった。
- 問題が生じないと、上り坂より下り坂のように気が緩みがちになり、結果問題を生じる。
- 喧嘩もないしうまくいっていると思っていたが、上り坂より下り坂のごとく妻をないがしろにしていたようだ。
- スムーズに事が運んでいる時こそ注意をしないと、上り坂より下り坂という。