「女房の妬くほど亭主もてもせず」の意味(語源由来・英語訳)
【ことわざ】
女房の妬くほど亭主もてもせず
【読み方】
にょうぼうのやくほどていしゅもてもせず
【意味】
女房というものはとかくやきもちをやくものだが、夫は女房が考えるほどもてないということ。
これは、無用な心配や嫉妬をすることのおかしさや、そんな状況を冷静に見る必要があるってことを教えてくれる言葉やね。夫婦間の信頼や理解が大事やってことやな。
【語源・由来】
江戸時代の川柳より。
【英語訳】
・Without a husband being popular so that the wife envies it.
「女房の妬くほど亭主もてもせず」の解説
「女房の妬くほど亭主もてもせず」という言葉は、妻が不必要に嫉妬するほど、実際には夫が他の女性に人気があるわけではない、という状況を描写しているんだ。この表現は、時に妻の過剰な嫉妬心や心配を、夫の実際の行動や魅力とは無関係であることをユーモラスに指摘しているよ。
この言葉は、夫婦関係における信頼や安心感の不足、またはコミュニケーションの問題を示唆している場合があるね。妻が嫉妬することによって夫に対する愛情や関心を表現しているとも考えられるが、その一方で、そのような感情が過剰になると、関係にストレスや不安をもたらすこともあるんだ。
このような表現は、夫婦間の誤解や不安を軽減するためには、お互いに対する信頼を築くこと、そして率直でオープンなコミュニケーションが重要であることを思い出させてくれるよ。夫婦関係はお互いの理解と信頼に基づいて成り立っているから、無用な嫉妬や疑念を避けるためにも、心の中の不安や疑問はしっかりと話し合うことが大切だね。
「女房の妬くほど亭主もてもせず」の使い方
そしたらおばあちゃんが、「女房の妬くほど亭主もてもせずだよ!」って言うから、みんなでつい笑ってしまったのよ。
「女房の妬くほど亭主もてもせず」の例文
- 彼女は結婚してからずっと、彼女の夫の行くところへは、どこへでもついて行くそうです。
あまりにも心配性なので、周りのひとはみんな「女房の妬くほど亭主もてもせず」ということばを聞かせるのですが、まるで聴く耳を持とうとしないんだそうです。 - 彼は同僚に「奥さんが焼きもちやきで困るんだ。」と、しょっちゅう聞かせてくるんです。
われわれからしてみれば、女房の妬くほど亭主もてもせずって話になるんですがね。 - 嫉妬というものは、いかにも自己中心的で実にくだらないよ。
だから、ぼくはたとえ相談を受けても、女房の妬くほど亭主もてもせずなどと言って、まともに取り合わないんだ。