【ことわざ】
送る月日に関守なし
「月日に関守なし」ともいう。
【読み方】
おくるつきひにせきもりなし
【意味】
年月が過ぎるのは早いというたとえ。
【語源・由来】
「関守(せきもり)」とは、関所の番人のこと。
月日が過ぎるのを食い止める関守なんていないということから由来。
【類義語】
・光陰に関守なし(こういんにせきもりなし)
・光陰、矢の如し(こういん、やのごとし)
・歳月、人を待たず(さいげつ、ひとをまたず)
【英語訳】
Time and hour are not tied with a rope.
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「送る月日に関守なし」の使い方

昨日いとこが遊びに来たんだ。

あら、生まれたばかりだったわよね。

そう思っていたんだけど、もう歩いておしゃべりもできるようになっていたよ。

送る月日に関守なしというけれど、本当ね。
「送る月日に関守なし」の例文
- まだ小さいと思っていた孫が就職をすることになった。送る月日に関守なしというけれど、本当に早いものだ。
- 小学生だと思っていたら、もう中学生になっていたのか。送る月日に関守なしだな。
- 送る月日に関守なしというけれど、この仕事を始めてもう20年も経ったのか。
- 妻とは出会ったばかりの頃と変わらずに仲がいいけれど、送る月日に関守なし。今年金婚式だなんて驚きだ。
- 恋人と別れたのは、つい最近のことだと思っていたけれど、送る月日に関守なしだ。もう何年も長い時間が過ぎていた。
まとめ
月日というものは、止まることなく過ぎ去っていくものではないでしょうか。
送る月日に関守なしというように、驚くほど早く過ぎてしまいますね。
止まることも、戻ることもない過ぎてしまった時間を、取り戻したいと考えてしまうことがあるのではないでしょうか。
しかし、過ぎたことばかりに目を向けずに、これから迎える月日を大切に使いたいものですね。