【ことわざ】
落花流水の情
【読み方】
らっかりゅうすいのじょう
【意味】
男と女が、お互いに慕い合う気持ちがあること。
【語源・由来】
落ちる花は水に浮かんで流れたいと思い、流れゆく水は散り落ちる花を浮かべて流れていきたいと思っているということから。
高駢・詩「隠者を訪ねて遇わず」より出典。
【類義語】
・魚心あれば水心(うおごころあればみずごころ)
・誘う水あればいなんとぞ思う(さそうみずあればいなんとぞおもう)
【対義語】
・落花情あれども流水意なし(らっかじょうあれどもりゅうすいいなし)
【英語訳】
It is that there is a feeling which man and woman adore mutually.
「落下流水の情」と書くのは誤りなので間違えないように注意が必要。
「落花流水の情」の使い方
うちのおじいちゃんとおばあちゃんは、ずっと仲が良いんだ。
それは素敵なことね。
もう何十年もお互いのことを思って、労わりあってきたんだろうな。
落花流水の情なのね。私もそんな夫婦になりたいわ。
「落花流水の情」の例文
- 私たちはこれからもずっと、落花流水の情を大切にしたいと思う。
- あの夫婦はいつもお互いのことを大切にしていて、きっと落花流水の情なのだろうな。
- 一生を共にする相手とは、落花流水の情を大切にしていけるようになりたい。
- 兄夫婦を見ていると、落花流水の情ということがとても伝わるので、妹としては少し気恥ずかしいものだ。
- いつかあの人と、落花流水の情となれたらどんなにすばらしいことだろう。
まとめ
自分が思いを寄せる相手も、自分のことを思っていてくれることは、とても素敵なことではないでしょうか。
落下流水の情となれた時には、相手のことを大切にしたいものですね。
また、その気持ちがお互いにずっと続くと良いですね。