【ことわざ】
ルビコン川を渡る
【読み方】
るびこんがわをわたる
【意味】
重大な決断をすることのたとえ。
【語源・由来】
「ルビコン」とは、イタリアの川の名前。イタリア語の「Rubicone」は、現在のフィウミチーノ川になる。
古代ローマ時代に、ルビコン川を武装して渡ることは禁じられていた。しかし、ポンペイウスと対立していたカエサル(シーザー)が、ルビコン川を渡ってローマへ進撃する時に、「賽は投げられた」と言ったことから、もう戻れない覚悟のもとに、重大な決断をするということをいう。
【類義語】
−
【対義語】
–
【英語訳】
Cross the Rubicon.
It is carrying out a certain serious decision and action.
「ルビコン川を渡る」の使い方
ともこちゃんが心配をしてくれているのはわかるけれど、こうするしかないんだ。
健太くん、そんなことをしたら、もうこのチームには戻れなくなってしまうわ。
わかっているよ。それでも、やらなくちゃいけないことなんだ。
ルビコン川を渡る覚悟なら、もう引き止めたりしないわ。
「ルビコン川を渡る」の例文
- 兄の決意は固いようで、ルビコン川を渡る覚悟をしているようだ。
- 無茶をするなとみんなに止められているけれど、彼はルビコン川を渡る覚悟で起業するようだ。
- 一人で海外へ行くという、ルビコン川を渡る覚悟をした彼女のことは、誰にも止めることはできない。
- 父はひとりで退職を決めたようだ。ルビコン川を渡ることを決めたあとは、母の言葉にも耳を傾けることはない。
- ルビコン川を渡る覚悟が必要なことは、ひとりでじっくり考えたいと思う。
まとめ
ルビコン川を渡るというように、重大な決断をすることは、人生の中で何度もあることではないのではないでしょうか。
後悔のないように、しっかりと考えて決めたいものですね。