「賽の河原」の意味
【ことわざ】
賽の河原
【読み方】
さいのかわら
【意味】
限りのない無駄な努力のこと。せっかくの努力が徒労に終わること。
「賽の河原」は、冥土に至る途中にあると考えられている三途の川のほとりにある河原。親に先立って死んだ子がこの河原で父母の供養のために小石を積んで塔を作ろうとするが、鬼が来て壊してしまう。これが繰り返されるが、地蔵菩薩が現れて子供を救うという仏教説話がある。
ええっ、そうなんや!つまり、ずっと頑張っても結果が出へん、何やっても報われへんような努力のことを指すんやな。
ちょっとせつないけど、こっちの世界で頑張ってもうまくいかないこともあるもんな。でも、その努力を評価してくれる人もいるってことやな、地蔵菩薩みたいに。
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「賽の河原」の解説
カンタン!解説
「賽の河原」っていう言葉は、2つの意味があるんだ。
- まず、昔のお話や伝説で、死んでしまった子供たちが行くと言われる場所があって、それが「三途の川」の河原なんだよ。そこでは、子供たちがおじいちゃんやおばあちゃんを偲んで、小さな石を使って塔を作ろうとするんだけど、困ったことに、いつも鬼たちがやってきて、その塔を壊しちゃうんだ。でも大丈夫!地蔵菩薩っていう優しいおっちゃんが現れて、子供たちを助けてくれるっていう話があるんだよ。
- それともう1つ、何かを一生懸命やっても、それが無駄になっちゃうことを「賽の河原」とも言うんだ。つまり、どんなに頑張っても報われない努力のことを表してるんだね。
だから、この言葉を使うときは、どっちの意味で使っているのかを考えて、ちゃんと伝わるように話すといいよ!
「賽の河原」の使い方
コツコツ勉強しても賽の河原な気がする。
成績が上がらないの?
全然上がらないんだよ。意味がないよね。
勉強方法があっていないのよ。その勉強方法では賽の河原だけど、健太くんにぴったりな勉強方法にすればおもしろいほど成績が上がるわよ。
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「賽の河原」の例文
- 一カ月かけて資料を揃えたのに賽の河原だった。
- 僕一人が環境に配慮した行動をしても賽の河原だ。世界中の人間が行動しないと意味がない。
- 根回しまでしてせっかく契約までこぎつけたのに、健太くんの不用意な発言のせいで賽の河原となった。
- 掃除しても不法投棄されるから賽の河原だ。
- 懸命に準備したのに、感染症蔓延でイベントが中止になり賽の河原になった。
しかし、その塔は鬼たちに何度も壊されてしまう。そんな中、地蔵菩薩が子供たちを助けに現れるという伝説に基づいているよ。そして、この言葉は無駄な努力や結果が出ない努力のたとえとしても使われるんだ。