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【創痍未だ瘳えず】の意味と使い方や例文(語源由来・出典)

創痍未だ瘳えず

「創痍未だ瘳えず」の意味とは?(語源由来・出典)

意味

【ことわざ】
創痍未だ瘳えず

【読み方】
そういいまだいえず

【意味】
戦争による痛手から立ち直っていないこと。

「創痍」は、刀で受けた傷。
ことわざ博士
「創痍未だ瘳えず」ということわざは、戦争の傷がまだ癒えていない状態を表しているんだよ。
助手ねこ
わかりやすく言うと、「戦争で負った傷がまだ完全に治っていない状態やな」っていう感じやな。戦争での傷は深くて癒えるのに時間がかかっているってことやで。

呂太后を侮辱した匈奴を攻めようと主張する将軍に反対して皇帝に直言した季布の言葉が元ネタやで。季布は皇帝に対して正直な意見を言ったんや。

【語源・由来】
戦場で受けた傷跡が治癒していない意から。

【出典】
史記しき

呂太后りょたいこうを侮辱した匈奴きょうどを攻めようと主張する将軍に反対して皇帝に直言した季布きふのことば。
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「創痍未だ瘳えず」の解説

カンタン!解説
解説

「創痍未だ瘳えず」ということわざは、戦場で受けた傷がまだ治っていない状態を表しているんだよ。つまり「戦いで受けたけががまだ治っていないっていうこと」だね。この言葉の由来は、かつての中国の話で、ある将軍が呂太后を侮辱した匈奴との戦いに向かおうとしたけど、季布という人物が「まだ傷が治っていないのに戦いに行くのは天下を動揺させますよ」と率直に言ったことから来ているんだよ。

このことわざは、物事を急いで進める前に、まだ傷が癒えていない状態で行動するのは危険だと教えてくれるんだ。自分の体や心の状態をしっかりと見つめて、十分に回復してから新しいことにチャレンジすることが大切だね。

「創痍未だ瘳えず」の使い方

健太
創痍未だ瘳えずだというのに、また戦争をするらしいよ。
ともこ
政治家同士で勝手に喧嘩してほしいわ。
健太
国民を巻き込まないでほしいね。
ともこ
政治家同士で殴り合いでも何でもしてあと腐れなくすっきり解決してほしいわ。

「創痍未だ瘳えず」の例文

例文
  1. この写真は、創痍未だ瘳えずの頃の日本です。
  2. 創痍未だ瘳えず、この辺りは闇市が立ち並んでいた。
  3. 瓦礫が散乱し創痍未だ瘳えず、戦争が終わってもすぐに元通りとはいかない。
  4. 戦争があった地に足を踏み入れたが、創痍未だ瘳えず傷ついた人たちが路上で横になっていたりした。
  5. 創痍未だ瘳えず大変な状況のときに、感染症が蔓延し泣きっ面に蜂だ。

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