「雪中の松柏」の意味(出典・語源由来・類義語)
【ことわざ】
雪中の松柏
【読み方】
せっちゅうのしょうはく
【意味】
志や節操が固いこと。人の価値は困難な状況下で初めてわかるということ。
「柏」は、このてがしわ。
ほうほう、そういうことかい。つまり、「どんな困難な状況でも、自分の信じることを貫く」ってことやな。
雪の中でも青々としている松や柏の木みたいに、自分の考えをしっかり持つことが大事ってことやね。なんか心強い言葉やな。
【出典】
「謝枋得」の「初めて建寧に到りて賦するの詩」
【語源・由来】
松や柏は雪の中でも葉の色を変えないことから、時代の流れが変わっても節操を変えない人にたとえた。
【類義語】
・歳寒くして、然る後に松柏の彫むに後るることを知る
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「雪中の松柏」の解説
カンタン!解説
「雪中の松柏」という言葉は、雪が降っても色を変えない松や柏の葉のように、厳しい状況にあっても自分の信念や節操、主義を曲げないことを象徴するたとえなんだ。
松や柏は、冬になっても葉の色が変わらず緑のままでいることから、これらの植物はしばしば忠実さや不変性の象徴とされているんだね。雪が降る中でも変わらずに緑の葉を保つことは、どんな困難な状況でも自分の信念を貫くことのたとえとして用いられるんだ。
例えば、何か困難や試練に直面したとき、自分の信念や原則を曲げずに堅持する人の態度を「雪中の松柏のようだ」と表現することがあるよ。この表現は、不変の信念、強固な節操、一貫した主義を持ち続けることの価値を強調しているんだね。
「雪中の松柏」の使い方
ともこちゃんは雪中の松柏だね。絶対に意志を変えないね。
考えがころころ変わるより良いわよね。
「自分」を持っている感じがしてかっこいいよ。
意思を貫けばその先に成功があるからね。
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「雪中の松柏」の例文
- 苦しい時に人は本性をあらわすもので、雪中の松柏だ。
- 彼は甘言に流されず雪中の松柏というように、自分の意志を貫く。
- 雪中の松柏といえる彼のような人の考えを変えさせることは難しい。
- 周りが時流に流されても、彼は雪中の松柏だった。
- 雪中の松柏のごとく変わらないでいることは、とても大変なことだ。
たとえ厳しい環境にあっても、自分の考えをしっかりと持ち続ける強さを意味しているんだね。