「詮索物、目の前にあり」の意味(類義語)
【ことわざ】
詮索物、目の前にあり
【読み方】
せんさくもの、めのまえにあり
【意味】
探しているものはすぐ目の前にあるのに気づかず、探し回るものだということ。
つまり、大事なものはよく見るとすぐ近くにあることが多いってことを教えてくれるんやな。だから、何かを探すときは、まず自分の近くをよく見ることが大切なんやな。
【類義語】
・負うた子三年探す
・灯台下暗し
・七度探して人を疑え
「詮索物、目の前にあり」の解説
「詮索物、目の前にあり」という表現は、探しているものが実はすぐ目の前にあるのに見つけられず、無駄に遠くまで探しに行ってしまう状況を指しているんだよ。この言葉は、目の前のものに気づかず、必要以上に遠くを探し求めることの無駄や愚かさを示しているんだね。
例えば、鍵や携帯電話を探して家中を探し回っていたら、実はそれがすぐ手元のテーブルの上にあった、というような状況がこれに当てはまるよ。このような場合、私たちは探し物が目の前にあることに気づかずに、遠くや難しい場所を探すことが多いんだ。
このことわざは、目の前にある解決策や機会に気づかずに、より複雑で困難な方法を模索する人間の傾向を指摘しているんだよ。また、時には最も単純で明白な答えが最も良い解決策であることを示していて、物事を複雑に考えすぎないことの重要性を教えてくれるんだね。
「詮索物、目の前にあり」の使い方
「詮索物、目の前にあり」の例文
- 物を失くした時は、詮索物、目の前にありというように目の前にあるのに視界に入らないものだから、いったん探すのをやめて冷静さを取り戻すのも手だ。
- 探しているものは詮索物、目の前にありといい、意外と近くにあるものだ。きっと君の運命の人も近くにいるんじゃないかな。
- 町中探し歩いて見つからなかった店がスタート地点にあった。詮索物、目の前にありだったんだな。
- どこにもいないから脱走したのかと思った猫が、自分の机の引き出しから出てきた。詮索物、目の前にありだが、まさかこんな所に入り込むとは思わなかった。
- いつもカギをなくすが、詮索物、目の前にありで大体ポケットに入っている。