「雪隠で饅頭」の意味(語源由来・類義語)
【ことわざ】
雪隠で饅頭
【読み方】
せっちんでまんじゅう
【意味】
こっそり自分だけよい思いをすること。食欲を満たすのに場所を選ばないこと。不正な金品は受け取らない意。
トイレで饅頭食べるのは普通やないけど、めっちゃお腹がすいてたらそんなこともあるってことやね。
【語源・由来】
便所でこっそりまんじゅうを食べる意から。
【類義語】
雪隠で米を噛む
「雪隠で饅頭」の解説
「雪隠で饅頭」ということわざは、場所を選ばずに何かをする、あるいは人目を避けてこっそりと自分だけ良い思いをすることを表す言葉なんだ。
雪隠(せっちん)は、トイレや便所の古い日本語で、饅頭(まんじゅう)は甘い味のする伝統的な日本の菓子だね。このことわざでは、空腹を満たすためにトイレのような不適切な場所で饅頭を食べる様子を描いているんだ。
一方で、この表現は人に隠れてこっそりと自分だけ良い思いをすることも意味しているよ。例えば、誰にも知られずに何か特別なことを楽しむ状況や、他人の目を気にせずに自分の欲望を満たす様子を指して使われることがあるんだ。
このことわざは、場所や状況をあまり気にせず、自分の欲求や利益を追求する様子を表現するのに使われる言葉なんだよ。ただし、この表現はややユーモラスな皮肉を含んでいるので、その文脈に注意して使う必要があるね。
「雪隠で饅頭」の使い方
「雪隠で饅頭」の例文
- 雪隠で饅頭といって彼は賄賂は受け取らなかった。
- イケメンはいつの時代もいい思いをする。雪隠で饅頭とはうらやましい。
- おいしいものはどんなに汚い店でもおいしい。雪隠で饅頭だ。
- 災難にあったのは雪隠で饅頭を食べた罰だ。おいしものは分け合った方が尚おいしいのに、一人占めするからだ。
- 汚いうなぎ屋ほどおいしかったりするが、雪隠で饅頭というように味は場所によらない。