「性に率う、之を道と謂う」の意味(出典)
【ことわざ】
性に率う、之を道と謂う
【読み方】
せいにしたがう、これをみちという
【意味】
天に与えられた性質に従い行動することを道というということ。
「性に率う、之を道と謂う」という言葉は、天から与えられた自然な性質に従って行動することを「道」と呼ぶという意味なんだよ。
ほなら、生まれながらに持ってる性質に従って生きることが「道」ということやな。天から授かった自然な性質に沿って行動するのが大事ってことやね。
自分の本能や素直な気持ちに従うことの価値を教えてくれてる言葉やな。
【出典】
「中庸」
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「性に率う、之を道と謂う」の解説
カンタン!解説
「性に率う、之を道と謂う」という表現は、天から与えられた本来の性質に従って行動することを「道」と称するという意味を持っているんだ。ここでの「性」とは、生まれながらに持っている本能や天性、内在する性質のことを指していて、「道」とは、その性質に従って正しく行動することを意味しているんだよ。
この表現は、人間が自然に備わっている本質や本能に基づいて行動することが、最も適切であり、それが自然の理にかなっているという考え方を示しているんだ。つまり、個人が生まれ持った資質や特性に従って生きることが、「道」であるとされているんだね。
たとえば、人は自分の良心や内なる声に耳を傾け、それに従って行動することが、この考え方に基づいていると言えるんだ。それは、自分自身の真の性質を理解し、それに沿って生きることが、人生を正しく導く「道」とされているんだ。
「性に率う、之を道と謂う」は、自分自身の内在する本質を大切にし、それに従って生きることの重要性を教えてくれているんだね。それは、外部の影響や社会的な圧力に流されることなく、自己の真実に忠実であることを強調しているんだよ。
「性に率う、之を道と謂う」の使い方
生きるのがつらいな。
生きることは苦行よね。性に率う、之を道と謂うといって、天の決めた通りに生き寿命を全うすることが人の道なのよ。
自死は駄目なんだね。
死んで花実が咲くものか。一緒に大輪の花を咲かせましょうよ。
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「性に率う、之を道と謂う」の例文
- 道徳に従い天命に従い生きる。性に率う、之を道と謂う。それこそ人の正しい生き方だ。
- 天に与えられた使命を全うし、性に率う、之を道と謂う。
- 欲のおもむくままに生きるのではなく、神仏が定めたとおりに生きるべきで、性に率う、之を道と謂う。
- 性に率う、之を道と謂うが、それを全うするために道徳心が大事で欠かせない。
- 神が定めし道に従い生き、世の理を学び悟りを得る。性に率う、之を道と謂う。