「千緒万端、遺漏あることなし」の意味(出典)
【ことわざ】
千緒万端、遺漏あることなし
【読み方】
せんしょばんたん、いろうあることなし
【意味】
全てにおいて手落ちがないこと。
たとえば、学校の遠足の前日に、リュックにお弁当や水筒、帽子や下着の替えなど、必要なものが全てしっかりと詰められている状況を指すよ。
「晋書」
「千緒万端、遺漏あることなし」の解説
「千緒万端、遺漏あることなし」という表現は、「晋書」に由来する言葉で、多くの事柄や細部にわたって、一切の手落ちや過ちがない状態を意味しているんだよ。「千緒万端」とは数え切れないほど多くの事柄や細部を指し、「遺漏」とは手落ちや忘れ去られた点を意味しているんだね。
このことわざは、あらゆる面で完璧な仕上がりや、すべての点での徹底した対応を表現するのに使われることがあるよ。例えば、プロジェクトやイベントの計画、業務の遂行などで、細かい点まで気を配り、何も見落とすことがない場合に「千緒万端、遺漏あることなし」と表現することができるんだ。
この言葉は、細部への注意や完璧な準備、計画の重要性を強調しているんだね。あらゆる可能性を考慮し、すべての要素を細かくチェックして、完璧に対応することの価値を教えてくれるよ。また、細かい部分にまで気を配ることで、大きな成功を収めることができるという考え方を示しているんだ。
「千緒万端、遺漏あることなし」の使い方
「千緒万端、遺漏あることなし」の例文
- 何度も確認して千緒万端、遺漏あることなしだと思ったのに、遺漏があった。
- 明日必要な書類はすべてそろえた。千緒万端、遺漏あることなしだ。
- カレーの材料は買いそろえて千緒万端、遺漏あることなしだと思ったのに、ローレルがなかった。
- ともこちゃんのやることなら千緒万端、遺漏あることなしで、僕が確認するまでもないだろう。
- 複数人で確認し千緒万端、遺漏あることなしのはずだったが、不合格者を合格者にして通知を発送してしまった。