【ことわざ】
千里の堤も蟻の穴から
【読み方】
せんりのつつみもありのあなから
【意味】
ささいなことでも油断すると、大きな災いを招くことがあるというたとえ。
【語源・由来】
蟻が堤防に作ったほんの小さな穴であっても、放置してしまうと大きくなり、ついには大きくて頑丈な堤防を崩してしまうことがあるということから。
【出典】
韓非子「喩老」
【類義語】
蟻の穴から堤も崩れる
江河の大潰も蟻穴よりす
蟻の一穴天下の破れ
【英語】
A small leak will sink a great ship.
For want of a nail, the rider was lost.
【スポンサーリンク】
「千里の堤も蟻の穴から」の使い方
うーん、どうしようかな。
健太くん、何か悩んでいるの?小さい懸念でも、小さいうちにつぶしておかないと、千里の堤も蟻の穴からという言葉のように、大きな問題になることもあるわよ。
うーん、チョコを先に食べるべきか、クッキーを先に食べるべきか。
健太くん、そんなくだらないことで一時間も悩んでいるの?健太くんの人生は油断と隙だらけだわ。
【スポンサーリンク】
「千里の堤も蟻の穴から」の例文
- 壁にひびが入っているのには気がついていたけれども、無視をしていたら家が崩れたので、千里の堤も蟻の穴からというが、あの時、修理を頼めばよかった。
- 千里の堤も蟻の穴からという言葉があるが、ちょっとしたミスを放っておくことで、ミスがミスを呼び、組織が崩壊する事態を招くこともある。
- 千里の堤も蟻の穴からという言葉があるが、風邪をひいたので、家で安静にしていたら悪化して肺炎になってしまった。
- 千里の堤も蟻の穴からというように、油断していると、せっかく勝っている試合なのに逆転されかねないぞ。
- 千里の堤も蟻の穴からという言葉があるが、最後の最後まで油断せずに詰めていかないと、プロジェクトが失敗することになりうるぞ。