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【跖の狗尭に吠ゆ】の意味と使い方や例文(語源由来・出典・類義語)

跖の狗尭に吠ゆ

「跖の狗尭に吠ゆ」の意味(語源由来・出典・類義語)

意味【ことわざ】
跖の狗尭に吠ゆ

【読み方】
せきのいぬぎょうにほゆ

【意味】
是非善悪を問わず主に忠義を尽くすということ。

「跖」は、中国春秋時代、秦の大盗賊。盗跖。「尭」は、中国古代の伝説上の聖天子。
ことわざ博士
「跖の狗尭に吠ゆ」という言葉は、人が正義や道徳を考慮せず、自分が仕えている主人や上司に忠義を尽くす状況を表しているんだよ。
助手ねこ
ほなら、「跖の狗尭に吠ゆ」ってのは、道徳や正義を考えずに、上司や主人に忠実であることを言うんやな。

善悪よりも仕える人への忠誠心を優先する態度を示してる言葉やね。上司や主人への忠実さを表す象徴的な言葉やな。

【語源・由来】
盗賊の跖の飼い犬は、悪人だが飼い主の跖には吠えないが、聖天子の尭には吠えるということから。

【出典】
戦国策せんごくさく

【類義語】
けつの犬尭に吠ゆ

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「跖の狗尭に吠ゆ」の解説

カンタン!解説
解説

「跖の狗尭に吠ゆ」という表現は、「戦国策」の中の斉の策に由来しており、誰に仕えているかにかかわらず、仕えている主人に忠義を尽くすことを意味しているんだ。このことわざは、跖(せき)という大盗賊の飼い犬が、聖天子として名高い帝尭(ぎょう)に対しても吠えたという話から来ているんだよ。

「狗」は犬を指しており、「跖の狗、尭に吠ゆ」とは、跖という名の盗賊の犬が、たとえ高貴な人物である尭であっても、自分の主人に忠実であるために吠えたという話を表しているんだね。

たとえば、この表現は、犬が主人に対する忠誠心を持って行動することを示しており、人間の世界においても、個人が自分の主人や上司に対して忠実であるべきだという考えを示しているんだ。

「跖の狗尭に吠ゆ」は、忠誠心や忠義の重要性を強調しているんだね。それは、立場や状況にかかわらず、仕えている人に対する忠実さや責任感を持つことの大切さを教えてくれているんだよ。

「跖の狗尭に吠ゆ」の使い方

健太
政治家の秘書が逮捕されたね。
ともこ
跖の狗尭に吠ゆように、忠義をもって仕えただけなのにね。
健太
忠義をもって仕えた政治家に切り捨てられるとはね。
ともこ
報われないなんて悲劇よね。
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「跖の狗尭に吠ゆ」の例文

例文
  1. 上司が不正に手を染めていようが、僕は最後まで跖の狗尭に吠ゆ
  2. 殺人ほう助の罪に問われることになったとしても、彼に従い跖の狗尭に吠ゆ
  3. 今までの恩に報い、跖の狗尭に吠ゆと心に誓っている。
  4. 跖の狗尭に吠ゆように、彼は決して上司を裏切らない。
  5. 跖の狗尭に吠ゆ僕は、義に反することをしない。

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