「跖の狗尭に吠ゆ」の意味とは?(語源由来・出典・類義語)
【ことわざ】
跖の狗尭に吠ゆ
【読み方】
せきのいぬぎょうにほゆ
【意味】
是非善悪を問わず主に忠義を尽くすということ。
「跖」は、中国春秋時代、秦の大盗賊。盗跖。「尭」は、中国古代の伝説上の聖天子。
【語源・由来】
盗賊の跖の飼い犬は、悪人だが飼い主の跖には吠えないが、聖天子の尭には吠えるということから。
【出典】
「戦国策」
【類義語】
・桀の犬尭に吠ゆ
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「跖の狗尭に吠ゆ」の使い方
政治家の秘書が逮捕されたね。
跖の狗尭に吠ゆように、忠義をもって仕えただけなのにね。
忠義をもって仕えた政治家に切り捨てられるとはね。
報われないなんて悲劇よね。
「跖の狗尭に吠ゆ」の例文
- 上司が不正に手を染めていようが、僕は最後まで跖の狗尭に吠ゆ。
- 殺人ほう助の罪に問われることになったとしても、彼に従い跖の狗尭に吠ゆ。
- 今までの恩に報い、跖の狗尭に吠ゆと心に誓っている。
- 跖の狗尭に吠ゆように、彼は決して上司を裏切らない。
- 跖の狗尭に吠ゆ僕は、義に反することをしない。