「雪上霜を加う」の意味(語源由来・出典・類義語)
【ことわざ】
雪上霜を加う
【読み方】
せつじょうしもをくわう
【意味】
災いが重なって起きること。余計なおせっかいにもいう。
ほー、そういうことかい。つまり、「もうたくさんあるもんにさらに何かを足す」ってことやな。雪に霜が降るみたいに、もう十分なのにさらに何かが加わるってことやね。
悪いことにも良いことにも使えるし、余計なことをする時にも使うんやな。
【語源・由来】
雪の白の上に霜の白を加える意から。
【出典】
「景徳伝灯録」
【類義語】
・雪の上に霜
・土上に泥を加う
・屋下に屋を架す
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「雪上霜を加う」の解説
カンタン!解説
「雪上霜を加う」ということわざは、もともと雪の上にさらに霜が降りることから来ている言葉で、すでにある状況に似たような状態がさらに重なることを表しているんだ。
この言葉は、悪いことが重なる場合にも使われるし、良いことが重なる場合にも使われるんだよ。たとえば、何か困難な状況があるときに、さらに別の問題が起きた場合には「雪上に霜を加える」と言われる。逆に、何か良いことがあった上に、さらに別の良いことが起こるときも同じように使われるんだ。
また、この表現は、余計な努力や手間を加えることのたとえとしても使われることがあるよ。例えば、すでに十分な状況にさらに努力や作業を加えることが、この言葉で表現されることがあるんだ。
このことわざは、既存の状況にさらに似たようなものが重なることの影響を表現するために使われるんだよ。それが良い結果をもたらすこともあれば、時には困難を増やすこともあるという意味が込められているんだね。
「雪上霜を加う」の使い方
地震被害の上に大雪とは、雪上霜を加うだね。
避難所にいても寒いわね。
地震で被害があった家が雪で押しつぶされないか心配だし、寒いし、ちゃんと眠れないよ。
地震が空気を読んで発生してくれたらいいのにね。
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「雪上霜を加う」の例文
- 志望校に不合格だったうえに彼女に振られ、雪上霜を加うごとし人生どん底だった。
- 不慮の事故や不幸が重なり、雪上霜を加うような毎日だ。
- 雪上霜を加う状況を打破するために、神社でお祓いをしてもらう。
- 弱っている所にお化けに祟られ、雪上霜を加う、まさに弱り目に祟り目だ。
- 雪上霜を加うように災難が重なり踏んだり蹴ったりだ。
災いが重なる時や良いことが重なる時に使われるし、必要以上の努力をすることを例える時にも使われるんだ。