「切ない時の神頼み」の意味
【ことわざ】
切ない時の神頼み
【読み方】
せつないときのかみだのみ
【意味】
信仰心のない人が、困ったことが起きて苦境に立たされると神仏に助けを祈り求めるということ。人間の身勝手さをいうことば。また、日ごろは近寄らない人に苦しくなると泣きつくたとえ。
へぇ〜、そういうことかい。つまり、「普段は神様のことを考えてないのに、困った時だけ急にお願いする」ってことやな。
難しい時にだけ神様を思い出すってことやね。神様も大変やな。
【類義語】
・かなわぬ時の神頼み
・苦しい時の神頼み
・事ある時は仏の足を戴く
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「切ない時の神頼み」の解説
カンタン!解説
「切ない時の神頼み」という表現は、普段は信仰心がないにもかかわらず、苦しい時や困難な状況に直面した際にだけ神や高い力に助けを求める行動を指しているんだ。
このことわざは、人間の自然な傾向を指摘しているよ。日常生活で特に信仰心を持たず、神や宗教に無関心でいる人でも、困難な状況や危機に直面すると、突然神の存在や高次の力に助けを求めるようになるという現象を表しているんだね。
例えば、大きな試練や病気、事故などの時に、普段は宗教に関心を示さない人が、神に祈りを捧げたり、助けを求めたりすることがある。これは、人が不安や恐怖を感じたときに、何か信じるものや頼るものを求める心理が働くことを示しているんだ。
このことわざは、人間が苦境にあるときには自分の信念や態度を変えることがあるという人間の心理や行動を表すのに使われる言葉なんだよ。
「切ない時の神頼み」の使い方
受験が近いから神頼みに行ってくるよ。
切ない時の神頼みね。日頃の行いに問題があるから聞いてもらえないんじゃないかな。
そんなあ。神様なら平等に願いを聞いてくれるはずだよ。
神様は、きっと、他の神様に神頼みしたくなるくらいに忙しいと思うわよ。それなのに、信仰心の無い人のお願いまで聞いていられないと思うわ。残念ね。
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「切ない時の神頼み」の例文
- 切ない時の神頼み、もう自分の力だけではどうにもできないから、最近疎遠になっているけれども、ともこちゃんに切ない時の神頼みをしてみよう。
- 普段は電話一本寄こさないのに、困った時だけ実家に帰ってくるなんて、まさに切ない時の神頼みだね。
- 明日は、受験の日だというのにインフルエンザにかかってしまったので、普段は祈ったりしないけれども、こうなったら切ない時の神頼みをするしかない。
- 切ない時の神頼みなのか、世の中が不況になると、参拝者が増える。
- 四面楚歌(しめんそか)でどうにもできないので、切ない時の神頼みをしよう。
つまり、本当に大事な時だけ神様にお願いすることを言うんだね。