「知らざるを知らずと為せ、是知るなり」の意味(出典)
【ことわざ】
知らざるを知らずと為せ、是知るなり
【読み方】
しらざるをしらずとなせ、これしるなり
【意味】
知っていることと知らないことを明白に区別することが本当の知といえる。
知っていること、知らないこと、知ることができないことの区別があいまいで過ちをおかすことを戒めた語。
「知らざるを知らずと為せ、是知るなり」という言葉は、自分が何を知らないかを自覚することが、真の知識であるという意味を持っているんだよ。
へぇ、それは深い教えやな。つまり、「自分が何を知らないかを知ることが、本当の知識や」ってことやな。
自分の無知を認めることが、知識を得る第一歩やってことやな。
【出典】
「論語」
孔子が弟子の子路に言った言葉。
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「知らざるを知らずと為せ、是知るなり」の解説
カンタン!解説
「知らざるを知らずと為せ、是知るなり」という言葉は、『論語』の「為政」篇に由来する教えで、自分が知らないことを知らないと自覚することが、本当に「知る」ということだという意味を持っているんだ。この言葉は、自己の無知を認識することの重要性を強調しているんだね。
この教えは、知識や理解において自己の限界を自覚することが、真の知恵の始まりであるということを示しているよ。つまり、自分が何を知らないのかを理解することが、さらなる学びや成長への第一歩であるという考え方なんだ。
「知らざるを知らずと為せ、是知るなり」という言葉は、自分の知識の範囲を認識し、無知の部分を認めることの大切さを教えてくれるんだ。これは、自己の無知を認めることが、さらなる学びや理解への道を開くということを示しているんだね。
「知らざるを知らずと為せ、是知るなり」の使い方
健太くん。これ知ってる?
知ってる知ってる。よーく知ってる。
知らざるを知らずと為せ、是知るなりよ。知らないことは知らないと認めて初めて知ることにつながるわ。
ごめんなさい。実は知らないです。
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「知らざるを知らずと為せ、是知るなり」の例文
- 自分は何を知り何を知らないか把握し、知らざるを知らずと為せ、是知るなりのように知ったかぶりをせず謙虚な姿勢であるべきだ。
- 無知の知ともいうし、知らざるを知らずと為せ、是知るなりともいう。時代も距離も離れた二人が似たようなことを言うののだから真理なのだろう。
- 人は人より少しでも上の立場にいたいものなので、認めがたいのもわかるが、知らざるを知らずと為せ、是知るなりというから知らないことは知らないと認めるべきだ。
- 知らざるを知らずと為せ、是知るなりといい、優秀な人ほど無知であることを認める。しかし愚かな人は無知であることを認められない。
- ともこちゃんに良いところを見せたいのは分かるが、知らざるを知らずと為せ、是知るなりというから知らないことをさも知っているかのように話すのは良くない。知っていることと知らないことは分けるべきだ。