【ことわざ】
歯牙にも掛けない
【読み方】
しがにもかけない
【意味】
論議の対象としない。問題にしない。無視すること。
【語源・由来】
歯や牙でかみつこうともしないということから。
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「歯牙にも掛けない」の使い方
歯牙にも掛けなかったあの学校に負けるなんて、屈辱的な結果になってしまった・・・。
名も知らない学校だからって甘く見ているからよ。誰が相手でも真剣に戦うべきだと思うわ。
そうだよね。今回、そのことを思い知ったよ。
団体戦で負けたけれども、個人戦でがんばればいいじゃないの!個人で優勝目指して頑張って。
「歯牙にも掛けない」の例文
- 健太くんが百点を取るなんて、今まで歯牙にも掛けなかった健太くんという男に対する警戒心が生まれた。
- 友達は、わたしの言うことなど歯牙にも掛けないようすで、勝手にどんどん仕事を進めていく。
- 私が歯牙にも掛けないけがを、ともこちゃんが心配することはないと思うんだけど。
- 健太くんに話しかけたそうにもじもじしている女の子がいたが、しかしそんな目の前の女の子の様子を歯牙にも掛けないで、健太くんは時間ばかり気にしていた。
- 彼は芸能人として長く生きているから、みんなに注目されることになれているようで、視線を歯牙にも掛けないで黙々と食事を続けた。
- 警察は相手にしてくれない、容疑者の家族の証言なんかあてにならないと、歯牙にも掛けない。
「歯牙にも掛けない」の文学作品などの用例
だから患者の数もごくすくないのですが老医は、「なんだ。町内の連中におれの腕が判るものか」と歯牙にもかけない。(梅崎春生の凡人凡語より)