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「知ることの艱きに非ず、行うこと惟艱し」の意味(出典・類義語)
【ことわざ】
知ることの艱きに非ず、行うこと惟艱し
【読み方】
しることのかたきにあらず、おこなうことこれかたし
【意味】
知ることは簡単だが、それを行動に移すことは難しいということ。
「知ることの艱きに非ず、行うこと惟艱し」という言葉は、単に頭で理解することはそんなに難しくないが、その理解したことを実際に行動に移すのは非常に難しい、という意味を持っているんだよ。
ああ、そういうことか。つまり「頭でわかってるだけじゃ、実際には何もできひん」ってことやな。理論だけじゃなくて、実際に手を動かしてやってみないと、本当の意味での理解にはならへんってことか。
知識と行動はセットやね。勉強したことを実際に使ってみな、本当の意味で学んだことにはならへんのやな。
【出典】
「書経」
【類義語】
・言うは易く行うは難し
・知って行わざれば知らぬも同然
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「知ることの艱きに非ず、行うこと惟艱し」の解説
カンタン!解説
「知ることの艱きに非ず、行うこと惟艱し」という言葉は、物事を理解するのは比較的簡単だけど、実際にそれを行動に移すのはずっと難しいという意味を持っているんだよ。
たとえば、本で勉強して、どうやって自転車に乗るかを学ぶのは簡単かもしれないけれど、実際に自転車に乗ってバランスを取るのは、もっと難しいことだよね。また、健康のために早寝早起きをすることは分かっていても、実際にそれを習慣にするのは難しいことがある。
この言葉は、単に知識を得ることと、その知識を使って実際に何かをすることの間には大きな違いがあると教えてくれるんだ。だから、ただ理解するだけでなく、それを実際の行動に移すことが大切だという教訓が込められているんだよ。
「知ることの艱きに非ず、行うこと惟艱し」の使い方
知ることの艱きに非ず、行うこと惟艱しって本当だよね。
頭でわかっているなら宿題をやればいいじゃない。
宿題をするべきなのはわかるんだけど、後回しにしたくなるのが人の性だよね。
しみじみ語ってないで宿題をした方が良いわよ。
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「知ることの艱きに非ず、行うこと惟艱し」の例文
- ハウツー本を読んでわかった気になっている人ほど、知ることの艱きに非ず、行うこと惟艱しというように実行にうつさないものだ。
- 日本の教育方法では、知ることの艱きに非ず、行うこと惟艱しで頭で理解するも行動できない人を育てる。
- 環境のために節電する方が良いことは理解できるが、知ることの艱きに非ず、行うこと惟艱しというように、暑さに負けてエアコンをつけてしまう。
- 人の欲望は際限がなく、知ることの艱きに非ず、行うこと惟艱しというように理性より本能が勝り正しく行動できない。
- 凡人は知ることの艱きに非ず、行うこと惟艱しだが、聖人は頭で理解しそのように行動する。