「尻も結ばぬ糸」の意味(語源由来・類義語)
【ことわざ】
尻も結ばぬ糸
【読み方】
しりもむすばぬいと
【意味】
やることが次々に失敗してきりがないこと。また、すぐにばれてしまうでたらめのこと。
最後までちゃんとやり遂げることの大切さを教えてくれてるんやな。
【語源・由来】
端を結ばない縫い糸は、縫ったそばから綻びきりがないことから。
【類義語】
・銭差しの尻結ばず
・尻のほどけた銭差し
「尻も結ばぬ糸」の解説
「尻も結ばぬ糸」ということわざは、文字通り「端を結んでいない縫い糸」から来ているんだよ。これは、物事の終わりがしっかりとしていない、つまり締めくくりやまとまりがない状態を表すたとえ話なんだ。
たとえば、話をしていて、結論がはっきりしなかったり、何かを始めてもきちんと終わらせなかったりすることがあるよね。そういう時、その話や物事が「尻も結ばぬ糸」のように、きちんとまとめられていない状態だと言えるんだ。
このことわざは、何かをする時にはきちんと終わりを持たせることが大事だと教えてくれるんだよ。物事を中途半端に終わらせないように、しっかりと締めくくりをすることの重要性を伝えているんだね。
「尻も結ばぬ糸」の使い方
「尻も結ばぬ糸」の例文
- 失敗続きで尻も結ばぬ糸なので、失敗しないようお祓いに行く。
- 尻も結ばぬ糸で一向に仕上がらないので、健太くんを担当から外す。
- 作っても作ってもスポンジ生地が膨らまず尻も結ばぬ糸で、永遠に仕上がらないのではと思えてきた。
- やることなすこと尻も結ばぬ糸というように失敗続きだった。
- 尻も結ばぬ糸のようなすぐばれるしょうもないことを言うなら、初めから真実を語ってくれた方が手間が省ける。
糸の端を結ばないと、縫ったものがほどけやすいように、物事もしっかりと完結させないと、結局中途半端になってしまうという意味があるんだね。