「渋柿の長持ち」の意味(語源由来・類義語)
【ことわざ】
渋柿の長持ち
【読み方】
しぶがきのながもち
【意味】
つまらないものや悪人が長生きすること。
ああ、ちょっと皮肉っぽいことわざやね。世の中不思議やわ。ええ人が早く亡くなったりする一方で、ほら、なんやかんやで嫌な奴やろくでなしのような人がしぶとく長生きしたりするやん? それがまるで渋柿みたいに腐りにくいってわけや。
結局、世の中の不条理を表してるんやな。こんなんで、小学生にもわかりやすいかな?
【語源・由来】
渋柿はそのままでは食べられないので人に取られることない上に、熟しても崩れにくいので長く枝に残ることから。
【類義語】
・まずい物の煮え太り
・憎まれ子世に憚る
・呪うに死なず
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「渋柿の長持ち」の解説
カンタン!解説
「渋柿の長持ち」ということわざはね、あまり良いことをしていない人や、嫌な人がなぜか長生きするっていう意味なんだ。
ほら、柿って木になるときれいで、甘い柿はみんなが食べたがるから、すぐに取られちゃうんだよね。でもね、渋柿はとっても渋くてそのままでは食べられないから、誰も取らずに木にずっと残ってるんだ。だから、あまり人気がない渋柿のように、取り柄がない人や嫌な人もなぜか健康で長生きすることがあるっていう話なんだよ。
たとえば、昔話に出てくるような、意地悪な魔女とか、悪いことばかりしてるのに、なかなか元気でいるっていうのを想像してみて。それが「渋柿の長持ち」っていうことわざの意味なんだ。
「渋柿の長持ち」の使い方
底意地が悪そうな政治家は長生きするよね。
渋柿の長持ちってやつね。
風邪一つひいたことがなく、かつご実家が裕福だから庶民の気持ちが分からないんだよね。
悪人は鈍感で図太いから、ストレスゼロで長生きできるんでしょうね。
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「渋柿の長持ち」の例文
- 美人薄命とか良い人に限って早く死に、渋柿の長持ちだ。
- 憎まれ子世に憚るし、渋柿の長持ちといい悪人ばかり生き残る。
- 渋柿の長持ちというから健太くんは長生きしそうだ。
- 取るに足りない人間ほど長生きするが、まさに渋柿の長持ちだ。
- 死刑廃止論が出ているが、渋柿の長持ちというから死刑にしないと長く被害者家族が苦しむことになる。
これを人間に例えたことわざで、特に取り柄がない人や、良くない行いをする人が、なぜか長生きすることを表しているんだよ。