【ことわざ】
地獄で仏に会ったよう
【読み方】
じごくでほとけにあったよう
【意味】
ひどく困っているときや、危ないときに、思いがけない助けに会って喜ぶことのたとえ。
【語源・由来】
地獄というとてもおそろしい場所で、仏様のように慈悲深くて優しい人に出会ったようなうれしさということが由来。
【類義語】
・闇夜の提灯(やみよのちょうちん)
・干天の慈雨(かんてんのじう)
・渡りに船(わたりにふね)
【英語訳】
He was a godsend(to me in my distress).
「地獄で仏(じごくでほとけ)」ともいう。
【スポンサーリンク】
「地獄で仏に会ったよう」の使い方
ど、どうしよう。
あら、健太くん。
こんなところで何をしているの?
こんなところで何をしているの?
お使いを頼まれたんだけど、道がわからなくなっちゃったんだ。
地獄で仏に会ったようだよ。
地獄で仏に会ったようだよ。
そうだったのね。
一緒に帰りましょう。
一緒に帰りましょう。
「地獄で仏に会ったよう」の例文
- 下山の途中で道がわからなくなってうろうろしていたところへ、ひとりの登山者が現れたときには、地獄で仏にあったような思いだった。
- ボートで漂流してしまったときに、漁船に出会えたことは地獄で仏に会ったようだと思った。
- 暗い夜道を歩いて帰る途中に、友達のお母さんが車に乗せてくれたことは、地獄で仏に会ったような気持ちだった。
- 給料日の前でお金がないと思ったけれど、本棚の本の間にお金を見つけたときには地獄で仏に会ったようだと思った。
- 大切な試験の日に消しゴムを忘れてしまったけれど、隣の席の人が貸してくれたことは地獄で仏に出会ったようで忘れられない。
まとめ
とても困っているときには、ほんの些細な優しさに助けられることもあります。
誰しもが一度は、地獄で仏に会ったようだと思う体験をされたことがあるのではないでしょうか。
助けられたことに感謝をして、自分自身も誰かの助けになれるようにしたいですね。