「垂鏡私無し」の意味(出典・語源由来)
【ことわざ】
垂鏡私無し
【読み方】
すいきょうわたくしなし
【意味】
公平で不正や隠し立てがないこと。
この言葉は、感情に流されることなく、客観的かつ公正な態度を取ることの大切さを教えてくれてるんや。
【出典】
「三国志」・注
【語源・由来】
水や鏡がありのまままに物の姿を映し出すように人間も感情を交えず、公平無私でなければならないということ。
「垂鏡私無し」の解説
「垂鏡私無し」という表現は、公明正大で公平無私であるべきだということを表すたとえなんだよ。
この言葉は、水や鏡が物の形をありのままに映し出すように、人間も感情や個人的な利害を交えずに、公平かつ客観的に物事を判断し行動すべきだという意味を持っているんだね。つまり、個人の感情や私利私欲に左右されることなく、事実や公正性に基づいて物事を見ることが重要であるということなんだ。
たとえば、裁判官や政治家、教育者などの立場にある人が、自分の感情や個人的な利害を排除して公平無私に職務を遂行することを強調する際に、この言葉を使うことができるよ。このことわざは、社会の中で重要な判断を下す立場にある人々に対する理想的な態度を示しているんだね。
「垂鏡私無し」という言葉は、個人の感情や偏見によらずに、公平で客観的な判断を行うことの重要性を教えてくれる言葉なんだ。このことわざは、公正さと客観性を持って物事を扱うことの大切さを示しているんだ。
「垂鏡私無し」の使い方
「垂鏡私無し」の例文
- 垂鏡私無しな上司が理想だ。
- 人として垂鏡私無しでありたいが、どうしても好き嫌いが出てしまう。
- 日本では、垂鏡私無しと言える政治家は皆無だろう。
- 垂鏡私無しなのでうそ発見器にかけていただいても結構。
- 彼は垂鏡私無しで、聖人とは彼のような人のことを言うのだろう。
このことわざは、公正で偏らない行動の重要性を示しているんだ。