【ことわざ】
寸を進まずして尺を退く
「尺」は、「せき」とも読む。
【読み方】すんをすすまずしてしゃくをしりぞく
【意味】
自分から挑戦して災難を招くようなことはしないということ。
「寸」は、一寸。「尺」は、一尺(一寸の十倍)。
【出典】
「老子」
【語源・由来】
一寸前進するよりも、後退して衝突を避けるのが賢明であるということから。
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「寸を進まずして尺を退く」の使い方
あの国が侵攻を開始したわね。
寸を進まずして尺を退くというのにね。
世界中から総スカンを食らって災いを招けばいいのに。
早くそうなってくれないと、侵攻された国がかわいそう。
「寸を進まずして尺を退く」の例文
- 寸を進まずして尺を退くというから、自分からはチャレンジしない。
- できるだけ喧嘩はしたくないので、寸を進まずして尺を退くようにする。
- 自分から攻めることはしない。寸を進まずして尺を退くというので、衝突回避を目指す。
- 寸を進まずして尺を退くというので、災難を招かないよう守りに入る。
- 攻撃を仕掛け災難を招くより、寸を進まずして尺を退くように災難から逃れる方が良い。