「水晶を灰汁で磨いたよう」の意味(語源由来)
【ことわざ】
水晶を灰汁で磨いたよう
【読み方】
すいしょうをあくでみがいたよう
【意味】
大変清廉潔白であること。
つまり、まったく嘘や不正をせず、すごく正直で清らかなことを表してるんやな。この言葉は、完璧なまでの清廉潔白さを持つ人の姿を示してるってことやね。
【語源・由来】
澄んでいる水晶を灰汁で磨いてさらに清らかにする意から。
「水晶を灰汁で磨いたよう」の解説
「水晶を灰汁で磨いたよう」という表現は、非常に清廉潔白であることを例えるたとえです。この表現は、水晶が元々透明で綺麗な石であるにも関わらず、さらに灰汁(あく)で磨くことでその透明度や輝きを高める行為に基づいています。
このたとえは、本来から高い道徳性や清潔さを持つ人が、さらに努力や精進を重ねることでその品性や潔白さをより高める様子を表しています。例えば、公務員や政治家などが自分の立場や職務において、誠実さや公正さを常に追求し、倫理的な行動を貫く姿勢を持っている場合に使われることがあります。
また、この表現は、人間の品格や倫理観は常に向上させることが可能であるという考え方を示しています。つまり、人は常に自己改善を行い、より高い道徳的基準を追求することができるということを教えてくれるたとえなんですね。
「水晶を灰汁で磨いたよう」の使い方
「水晶を灰汁で磨いたよう」の例文
- 水晶を灰汁で磨いたような彼に、その不正を見逃すことはできなかった。
- 彼女は水晶を灰汁で磨いたように清らかな人で、彼女以上の人を知らない。
- 水晶を灰汁で磨いたような健太くんに、こんな汚れ仕事は任せられない。
- ともこちゃんは水晶を灰汁で磨いたようだから、小さな不正も許さない。
- ここは白い巨塔で権力主義が多くの闇を生み出しているので、水晶を灰汁で磨いたような彼にはつらい職場なのではないか。
水晶を磨くのに灰汁を使うということは、非常に純粋で、一切の汚れを許さないような清潔さを意味しているんだよ。