【ことわざ】
捨てる神あれば拾う神あり
【読み方】
すてるかみあればひろうかみあり
【意味】
一方で見捨てる人がいるかと思うと、他方で救ってくれる人がいる。世間は広く、世の中はさまざまだから、くよくよすることはない。
【語源・由来】
日本には、八百万の神がいるのだから、困ったことがあってもくよくよすることはなということから。
【類義語】
・渡る世間に鬼はない(わたるせけんにおにはない)
【英語訳】
When one door shuts, another opens.(一つのドアが閉まれば、別のドアが開く)
「捨てる神あれば助ける神あり」「捨つる神あれば引き上ぐる神あり」ともいう。
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「捨てる神あれば拾う神あり」の使い方
ともこちゃん、昨日チームのレギュラーから外されてしまったんだ。
それは悲しいわね。
だけど今日、違うチームのレギュラーにスカウトされたんだ!
すごいじゃない!
捨てる神あれば拾う神ありね。
捨てる神あれば拾う神ありね。
「捨てる神あれば拾う神あり」の例文
- 捨てる神あれば拾う神というのだから、そのうち運が向いてくるよ。
- 兄が就職活動ですべての会社に失敗して、とてもイライラしていたけれど、やっと一つの会社に決まったんだ。捨てる神あれば拾う神ありだ。
- 売り上げが足りずに、親会社からの打ち切りの話があった矢先に、今回の発注があったので、本当に捨てる神あれば拾う神ありでした。
- 特売の卵を買いに行ったのに、前の人で売り切れてしまってガッカリしていたら、追加の販売が始まって卵を買うことができた。これは捨てる神あれば拾う神ありね。
- 姉は恋人に別れを告げられて悲しんでいたけれど、その時に慰めてくれた人が新しい恋人になっていたよ。これは捨てる神あれば拾う神ありということか。
まとめ
予期せぬ不運に見舞われてしまったり、悪い出来事に出会ってしまったりすることは、とても悲しい気持ちになりますね。
神様に見捨てられてしまったような気持ちになる場合もあるのではないでしょうか。
しかし、そこでくよくよしたり、あきらめてしまったりせずに、捨てる神あれば拾う神ありと思って、前向きに過ごしたいですね。