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【杓子は耳掻きにならず】の意味と使い方や例文(語源由来・類義語・対義語)

杓子は耳掻きにならず

「杓子は耳掻きにならず」の意味(語源由来・類義語・対義語)

意味

【ことわざ】
杓子は耳掻きにならず

【読み方】
しゃくしはみみかきにならず

【意味】
飯・汁などをすくう皿形の部分に、柄がつけてある道具。

杓子とは、大きい物が必ずしも小さな物の代わりに使えるとは限らないということ。しゃもじ。
ことわざ博士
「杓子は耳掻きにならず」ということわざはね、大きなものが小さな用途には適さないという意味があるんだ。
助手ねこ
なるほどなぁ。大きなおたまでお味噌汁をすくうのはええけど、それで耳かきはできひんってことやな。

つまり、「デカいもんがいつでも役立つわけやない」とか「モノには向き不向きがある」っていうことを言うてるんやな。大は小を兼ねるってわけにはいかんのやね。

【語源・由来】
杓子と耳掻きは形が似ているが、杓子は耳掻きとしての用をなさないことから。

【類義語】
・杓子は耳掻きの代わりにならず
・長持枕にならず
・材大なれば用を為し難し
・地引き網で白魚はとれない
・搗き臼で茶漬け
・長持は弁当箱にならぬ

【対義語】
・大は小を兼ねる

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「杓子は耳掻きにならず」の解説

カンタン!解説
解説

「杓子は耳掻きにならず」ということわざはね、おたまじゃくしみたいな大きなものが、ちいさい耳かきの代わりにはならないっていうことを言っているんだよ。これは、大きいものがいつも小さいものの仕事ができるわけじゃないって意味なんだ。

簡単にいうと、ね、「大は小を兼ねる」って言葉があるけど、それがいつでも当てはまるわけじゃないよってこと。たとえば、大きなスコップはいろいろなことに使えるけど、細かい砂糖をすくいたいときには、小さなスプーンの方がぴったりだよね。大きなおたまじゃくしで耳をかこうとしても、大きすぎて耳には入らないし、ちゃんとかけないから、結局役に立たないんだよ。

だからこのことわざは、「ものごとにはそれぞれ合ったサイズや形があるから、大きいからって何でもできるわけじゃないんだよ」ということを教えてくれているんだね。

「杓子は耳掻きにならず」の使い方

健太
杓子は耳掻きにならずというけれど、大きい靴って歩きにくいし、転びそうになるから危ないし、これなら裸足で走った方が速いかもしれないよね。
ともこ
なんで、健太くんは、そんなサイズの大きな靴を履いているの?
健太
母さんが、大は小を兼ねるし、すぐ大きくなるだろうからっていって、大きい靴を買ってきたんだよ。ひどい話だよね。
ともこ
うーん。これはちょっとひどいわね。
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「杓子は耳掻きにならず」の例文

例文
  1. 杓子は耳掻きにならずというけれど、本当にそうで、大きいスーパーにはできない方法で、小さな店舗で、地域密着の経営を続けることはできるはずだと思う。
  2. 温泉に泊まりにいったら、大きい浴衣しかなかったので、それを着て眠ったが、杓子は耳掻きにならずというように、予想通りに朝起きたら、大きすぎて脱げていた。
  3. 杓子は耳掻きにならずというが、大きな新聞広告を出すよりも、街角で顔を見ながらチラシを配った方がお客さんが来てくれる。
  4. 杓子は耳掻きにならずというが、家族が増えた時のことを考えて大きい家を買ったが、家族が減った今、掃除が大変なだけだ。
  5. 杓子は耳搔きにならずというが、よくごみを吸って便利そうだったので、大きい掃除機を買ったが、重くて大変なだけだったので、小さい掃除機にすればよかったと後悔している。

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