「竹に雀」の意味(語源由来・類義語・英語訳)
【ことわざ】
竹に雀
【読み方】
たけにすずめ
【意味】
①図柄として、良い取り合わせとされる。一対の良い組み合わせ。
②紋所の名。
おもしろいなあ、同じ言葉でも色んな意味があるんやな。絵の中のスズメと竹って、なんかのんびりしてて絵になるわ。
それがうまいこと調和してるっていう意味にも使われるんやね。それに、それを家紋にしてるとこ見ると、歴史にも名を残すぐらい大事なシンボルやったんやろな。竹とスズメ、普段何気なく見てるけど、色んな意味が込められてるんやね。
【語源・由来】
絵の図柄として、取り合わせがよいとされている組み合わせ。
【類義語】
・松に鶴(まつにつる)
・梅に鶯(うめにうぐいす)
・猿に絵馬(さるにえま)
・波に千鳥(なみにちどり)
・牡丹に蝶(ぼたんにちょう)
・柳に燕(やなぎにつばめ)
【英語訳】
A bamboo grove and a sparrow. It has a good combination.
「日本画」とは、1870年代にヨーロッパからもたらされた油彩画のことを、西洋画ということに対して、それまでの日本にあった図画に対して用いられた言葉とされている。
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「竹に雀」の解説
カンタン!解説
「竹に雀」にはいくつか意味があるんだけど、小学生にもわかるように説明してみるね。
- まず、「竹に雀」っていうのは、竹の木にスズメがいる絵のこと。これは日本の絵画でよく見られるテーマなんだよ。竹とスズメっていうのは自然の一部を描いたもので、日本の伝統的な絵によく出てくるよ。
- 次に、「竹に雀」は、物事がうまく調和していて、バランスが良いっていう意味でも使われるんだ。竹とスズメが一緒にいる様子は、自然で美しく、とてもバランスが取れているとされているから、何かがぴったりと合っているときにこの言葉を使うんだよ。
- 最後に、「竹に雀」は、ある種の家紋の名前でもあるんだ。笹竹で円を作って、その中に向かい合っているスズメを描いた紋章のこと。これは、日本の有名な武家、例えば上杉氏や長尾氏、伊達氏などが使っていたんだよ。
この「竹に雀」という言葉や絵は、日本の自然や文化、歴史に深く根ざしているということがわかるね。それぞれの意味で、美しさや調和、伝統を大切にする日本の心を感じることができるんだよ。
「竹に雀」の使い方
この絵は、ともこちゃんが描いたの?
そうよ。とても時間がかかってしまったけれど、納得のできる作品に仕上げることができたわ。
本当に素晴らしいと思うよ。特にこの二つの取り合わせがいいね。
ありがとう。竹に雀ということを意識をして描いてみたわ。
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「竹に雀」の例文
- 竹に雀というように、この取り合わせはよく合っていると思うよ。
- これは本当に竹に雀というように、とても釣り合っているね。
- 竹に雀というけれど、なかなかよく合う取り合わせが見つからない。
1870年代にアメリカ合衆国から来日した、アーネスト・フェノロサは、1882年に行った講演で日本画の特徴を、・写真のような写実を追わない・陰影が無い・鉤勒(こうろく、輪郭線)がある・色調が濃厚でない・表現が簡潔である、と挙げていたとされる。
まとめ
竹に雀や、松に鶴、梅に鶯など、その他にも、よく釣り合うものはいろいろあるのではないでしょうか。
取り合わせのよいものを探してみるのも、よいのではないでしょうか。
一つは文字通り、竹にスズメがいる図柄の日本画を指す。これは美術の分野でよく見られる。二つ目は、何かがうまく調和していること、取り合わせが良いことのたとえとして使われるよ。そして三つ目は、紋所の名称で、特に笹竹で作った丸の中にスズメが向き合っているデザインのことを指すんだ。この紋は上杉氏、長尾氏、伊達氏など多くの武家に用いられていたんだよ。