【ことわざ】
多芸は無芸
【読み方】
たげいはむげい
【意味】
多くの芸に通じている人は、どれ一つとして専門といえるような、傑出した芸を持っていないので、結局芸がないことと同じというたとえ。
【語源・由来】
「多芸(たげい)」とは、多くの芸を身につけているということ。
【類義語】
・なんでも来いに名人なし(なんでもこいにめいじんなし)
・器用貧乏人宝(きようびんぼうひとだから)
【対義語】
–
【英語訳】
Jack of all trades is master of none.
一芸に秀でることは素晴らしいことだが、多くの芸を中途半端に身につけても、高い評価は得られないと、気の多い素人芸を揶揄するときに使うこともある。
「多芸は無芸」の使い方
ともこちゃんは、ピアノの演奏が抜群にうまいと思うよ。
ありがとう。健太くんは、歌もダンスもギターの演奏の練習も始めたのよね?
いろいろなことを、できるようになるといいなと思ったんだ。
多芸は無芸ということもあるのだから、まずはどれかひとつにした方がいいと思うわ。
「多芸は無芸」の例文
- 多芸は無芸というけれど、彼女はとても器用なタレントではあるけれど、大成はしないと思う。
- 幼い頃から姉はなんでも器用にこなしていたけれど、これといった特技はなかったようで、多芸は無芸だと嘆いていた。
- 多芸は無芸とならないように、なにかひとつでも専門の知識を身につけたいと思っている。
まとめ
多芸は無芸というように、多くの芸を身につけているよりも、なにかひとつでも専門の芸や知識を身につけたいものですね。
そしてその芸を、生かせることができるといいですね。