「大樹の下に美草なし」の意味(出典)
【ことわざ】
大樹の下に美草なし
【読み方】
たいじゅのもとにびそうなし
【意味】
大きな木の下は日陰なので美しい草が生えないように、すぐれた人の下では優秀な人材は育ちにくい。人材登用の道が閉ざされているところでは、優秀な人物が集まらない。
優秀な人材は、良い環境で育まれたいし、自分の能力を活かせる場所を求めるもんなぁ。だから、人材を集めたいなら、いい条件を整えなあかんねんってことやな。
【出典】
「説苑」
「大樹の下に美草なし」の解説
「大樹の下に美草なし」ということわざはね、大きな木の下には日陰ができるから、美しい草や植物が生えにくいっていう意味なんだよ。
例えばね、大きな木の下は日光が遮られて暗くなるから、そこにはきれいな花や草があまり生えないんだ。同じように、人材を大切にしない組織や場所では、優秀な人が集まりにくいんだよ。
このことわざは、「人材登用の道が閉ざされているところでは、優秀な人物が集まりにくい」ということを教えているんだ。優れた才能や能力を持つ人々は、成長や発展の機会を与えられる場所を求めているから、そういった場所で活躍できる環境が整っていることが重要なんだよ。
「大樹の下に美草なし」の使い方
「大樹の下に美草なし」の例文
- 創業家一族しか出世できないから、大樹の下に美草なしだ。
- 社長の意見に従順なものしか重用されないので、多くの社員が去り大樹の下に美草なしとなっている。
- 家系図を自慢げにHPに掲載している議員がいたが、大樹の下に美草なしだから自分は無能ですと言っているようなものだ。
- 優秀な人の指導を受けたいと考える人は多いが、大樹の下に美草なしというように優秀に育つわけではない。
- 経営者が優秀だと憧れて入社する社員が多いが、実際は、大樹の下に美草なしのごとく社長のようにはなれない。
同じように、人材登用の道が閉ざされている場所では、優秀な人材が集まりにくいんだ。