【ことわざ】
玉磨かざれば光なし
【読み方】
たまみがかざればひかりなし
【意味】
宝石だって磨かれなければ美しく光を放つ事が無いように、優れた才能や秀でた素質を持つ人物でも、努力して自分を磨かなければ、その才能や素質を活かすことができないという事。
「玉磨かざれば光なし」をはじめとした、ことわざにおける「玉」とは、「宝石」という意味から転じて「優秀な人材」「賢者」「美しいもの」「立派なもの」という意味を持ちます。
他のことわざにおいて、「玉」の対義語は「石」と表現される場合が多いです。
他のことわざにおいて、「玉」の対義語は「石」と表現される場合が多いです。
【出典】
中国古代の儒学者がまとめた礼に関する書物を戴聖が編纂した『礼記』のなかにある、『学記』という学問の事について記した篇より。
「玉琢かざれば器を成さず、人学ばざれば道を知らず」という記述から。
【類義語】
・艱難汝を玉にす
・玉琢かざれば器を成さず
・瑠璃の光も磨きから
【英語】
・An uncut gem does not sparkle.
・Weeds come forth on the fattest soil if it is untilled.
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「玉磨かざれば光なし」の使い方
そういえば、君は昔ピアノが得意だったね。今でも演奏するの?
ううん、最近は全く演奏できてないの。昔は発表会でも賞を取っていたんだけど・・・。
それは、残念だね。玉磨かざれば光なしというし、せっかくの才能なんだからまた始めてみれば?
そうね、また趣味にしてみようかしら。
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「玉磨かざれば光なし」の例文
- いくら昔の才能を自慢した所で、玉磨かざれば光なしだということを忘れてはいけない。
- 玉磨かざれば光なしだし、彼女も化粧をすれば途端に美しくなるだろう。
- 君は自分ではその才能に気づいていないだろう。それもそのはず、玉磨かざれば光なしだ。
- せっかく男前なのに無精髭を生やしていては、玉磨かざれば光なしもいいところだ。