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「単なれば折れ易く、衆なれば則ち摧け難し」の意味(語源由来・出典・類義語)
【ことわざ】
単なれば折れ易く、衆なれば則ち摧け難し
【読み方】
たんなればおれやすく、しゅうなればすなわちくだけがたし
【意味】
一人ではできないことでも、たくさんの人が協力すれば可能になる。
一本だけの木は折れやすいけど、たくさんの木が集まって並ぶとなかなか折れないってわけや。これは、みんなで力を合わせること、団結の大切さを教えてくれるんやな。
【語源由来】
矢は一本なら折れやすいが、たくさん合わさっていれば簡単に折れない意から。
【出典】
「北史」
【類義語】
・一筋の矢は折るべし
・十筋の矢は折り難し
・五指更弾くは捲手の一挃に若かず
「単なれば折れ易く、衆なれば則ち摧け難し」の解説
「単なれば折れ易く、衆なれば則ち摧け難し」っていうことわざはね、一つだけだと簡単に壊れちゃうけど、たくさん集まってるとなかなか壊れないっていう意味なんだよ。
これはね、物事だけじゃなくて、人間関係にも当てはまるんだ。一人で何かに立ち向かうときよりも、仲間がいっぱいいて一緒に立ち向かうときのほうが、強いしくじけずに頑張れるんだよ。
たとえばね、日本の武将、毛利元就が三人の息子に向かって、一本の矢を折らせた時、それはすぐに折れてしまったよね。でも、三本の矢を束ねて折らせた時なかなか折れなかった。これを見て、息子たちは力を合わせて行動することの大切さを学んだんだよ。
このことわざはまさに、その教訓を言葉にしたもので、「一人よりもみんなで協力すれば、もっと強く、頑丈になれるよ」と教えてくれているんだね。だから、一緒に何かをやるときは、仲間と力を合わせて頑張ろうっていうことだよ。
「単なれば折れ易く、衆なれば則ち摧け難し」の使い方
「単なれば折れ易く、衆なれば則ち摧け難し」の例文
- 一人じゃ無理でも、単なれば折れ易く、衆なれば則ち摧け難しのごとく、大勢ならできることは多い。
- 単なれば折れ易く、衆なれば則ち摧け難しというし、数は力というから、仲間をたくさん集めれば成し遂げることができるかもしれない。
- 自分だけだと心許ないが、単なれば折れ易く、衆なれば則ち摧け難しというように、たくさんいれば心強いし勝てる気がする。
- 相手が天才でも、単なれば折れ易く、衆なれば則ち摧け難しのように、大勢でかかればかなわないことはないだろう。
- 一人はみんなのために、みんなは一人のために、一致団結して単なれば折れ易く、衆なれば則ち摧け難しのごとく最強チームになる。